よるの読書日記
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最近、旅行してエッセイ書いて小説書いて、 節操ないって言うか丸儲けって感じで 気になっていた吉本ばななサンですが、 「ハードボイルド/ハードラック」<幻冬舎文庫>は久々に 初期の作風に近い印象で良かったと思う。
久々に夜の怖さを思い出した。 昔、うんと子供だった頃、夜はいつも真っ暗だった。 うっかり目覚めてしまって再び寝入れないとき、 寝返りを打ったらそこに化け物がいるかも、と思ったり、 死んじゃったらどうなるんだろう、と考えるのは本当に怖かった。 胸がざわざわして叫び出したいような泣きたいような気持ち。
まーなんてセンシティヴなお子様だったんでせう。 二十歳すぎてただの馬鹿に育って、メデタシメデタシ。
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