よるの読書日記
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2001年08月13日(月) 活字と映像2

「FOCUS」も最終刊が出ちゃいましたね。
廃刊の理由もいろいろ語られてますが
部数が伸びなくなったのは、
活字よりも1枚の写真がもつ雄弁性、
その力強さと脆さを私達が良く知るように
なったためではないかという気がする。

テレビでこの季節欠かせない心霊写真の特集、
自称霊能力者がどれもこれも
「心霊写真です」の一言で片付けてしまういい加減さ。
科学的な検証をすれば、光の映り込みとか
2重撮りで解決してしまうものも結構ある筈だ。
悪意を持って見れば、合成によるものだって
たくさんあるに違いない。
胡散臭さごと面白がってみる分にはいいけれど、
もうそろそろ勘弁してほしい。

写真や映像が訴えるものは力強い。
しかしそれらが容易く捻じ曲げられるものだと
今の私達は知っている。そして信じていいものか
戸惑いも感じている。

そうそう、先日面白い新聞記事を発見。
都内の高校教諭が、被災樹木を探しているそうです。
戦災や震災によって焼け焦げ、
その後再び芽吹いた木のことをそう呼ぶんだって。
彼らは歴史の無言の語り部。
存在そのもので私達に訴えるのですね。
妙にじーんときた私。
私の生まれた都市も空襲に遭っているので、
探せばあるかも。




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