よるの読書日記
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薄幸そうな美人に弱い。そんな中でも 「青い鳥」の夏川結衣はベストだ、綺麗で、 切なげで、ちょっと蓮っ葉で、儚い。 本当に何であのドラマは彼女が死んだところで 終わらなかったんだろう? トヨエツが若い嫁さん貰って南の島で 能天気に暮らしている特別編に至っては、 もうTVのプラグ引っこ抜いてやろうかと思った。
これはまあ極端な例ですが、 野沢尚脚本のドラマは途中まで大好きで、 最後までに嫌いになることが意外と多い。
しかし「乱歩賞作品」にも弱いので とりあえず「破線のマリス」<講談社文庫>を読んでみた。 意外。ずっと途切れない緊張感。 そして、ラストのヒロインの台詞が最も心にずんと響く。 映像化を前提とした脚本と、想像力に訴える 小説との違いだろうか。 この作品は黒木瞳主演で映画化されている。 ちょっと観てみようかな、と思った。
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