よるの読書日記
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2001年08月10日(金) 活字と映像

薄幸そうな美人に弱い。そんな中でも
「青い鳥」の夏川結衣はベストだ、綺麗で、
切なげで、ちょっと蓮っ葉で、儚い。
本当に何であのドラマは彼女が死んだところで
終わらなかったんだろう?
トヨエツが若い嫁さん貰って南の島で
能天気に暮らしている特別編に至っては、
もうTVのプラグ引っこ抜いてやろうかと思った。

これはまあ極端な例ですが、
野沢尚脚本のドラマは途中まで大好きで、
最後までに嫌いになることが意外と多い。

しかし「乱歩賞作品」にも弱いので
とりあえず「破線のマリス」<講談社文庫>を読んでみた。
意外。ずっと途切れない緊張感。
そして、ラストのヒロインの台詞が最も心にずんと響く。
映像化を前提とした脚本と、想像力に訴える
小説との違いだろうか。
この作品は黒木瞳主演で映画化されている。
ちょっと観てみようかな、と思った。


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