ひみつ日記
脳内漂流日誌もっと前もっと後


2011年07月01日(金) リヤル探しの旅ベーカー街編

というわけでベーカー街221b(便宜)シャーロックホームズ博物館がこちら。




しかしこの周辺ノリノリである。



ここも。




それにしてもこの横顔のシルエットだけでふつうにホームズと認識できるというのはやはりすごいことと思います。
グッズのたぐいもこの横顔がプリントされてるだけですべてホームズ商品として成立してしまう。いったい横顔だけでいくら稼ぐんだ。もしホームズが肖像権を主張したら使用料だけで一生あそんで暮らせるのではなかろうか。そんなんホームズじゃないですけども。
ところで10年前は博物館の向かい側にシャーロックホームズメモラビリアというホームズグッズとジェレミー・ブレッド(グラナダTVで制作したシリーズでホームズを演じた俳優)関連の書籍やグッズを扱う店があったはずなんですが、今回行ってみたらなくなっていた…閉店したのか移転したのか…こういうとき英語できないってほんともどかしいですね。ギリリ。

グラナダシリーズの功績というかいちばんのファンサービスであろうところは、原作の設定をスルーしてまで、あたかもホームズとワトスンのふたりが人生の最後まであの221bの部屋で常にいっしょに過ごしていたかのように描いたことだな…と思います。
原作ではとっくにワトスンが221bを出ていた時期の事件も、グラナダ版ではあたりまえのように古巣のソファでくつろいでホームズといっしょの画面におさまっている不思議。どころか最も有名な作品のひとつとなった「四つの署名」のラストに起こるはずのワトスンの結婚イベントすらガン無視。
基本的に原作準拠をうたっているはずのこのシリーズでこの所業。そうまでして優先したかった設定がいい年した独身男ふたりのルームシェア生活というならば、もうなにもいうことはありません。その勇気と英断に喝采を。わたしついていく。

というかもしかしたら共同生活のインパクトが強すぎて一般的にはこのふたりのその後の人生とかってわりとぼんやりしたイメージなんでしょうか…いちおう原作から読み取れる限り(推測含む)かんたんにまとめておきます。

ベーカー街221bでの共同生活→ワトスンの一度目の結婚→ワトスン221bを出て別のところに所帯をかまえる→奥さんを亡くした(推測)ワトスンふたたび221bへ(この際以前住んでいた家はホームズが裏から手を回して知人に買い取らせるという手際のよさ)→ワトスン二度目の結婚(推測)→これを境にホームズと疎遠になる→ホームズ221bを出て探偵業を退き田舎で養蜂などしつつ余生を送る


らしいのですが、でも、そんなことはなんとなく知りたくないじゃないですか。そんなビミョーにリアルな結末は。
こうしてホームズとワトスンはロンドンのベーカー街221bでいつまでもいつまでもそこそこ血生臭い毎日をわりとしあわせにくらしました。めでたしめでたし。おわり。と信じていたいじゃないですか。
そういうおとぎばなしをおとぎばなしのままファンに差し出してくれたグラナダはなんて親切、と思うのであります。


と、いうような文章をシャーロックホームズ・パブのすみっこで昼間からビールなどかっくらいつつこそこそ書いてました。



ローストビーフのサンドイッチ。おいしかったです。
店員さんもゆっくりしゃべってくれたりしてくれてとても親切。またいこう。いつか。


津島 |MAIL