回 がらくた日記 回

2006年05月17日(水) 良い騙し。

我孫子武丸氏の『殺戮にいたる病』を、読み終えた途端に頭から読み直さなければならない心境に陥りました高時です。
ちょっ…このオチ凄いよ我孫子さん!?
呆然するたぁこのことだ。
我孫子さんは、チュンソフトのサウンドノベルシリーズ『かまいたちの夜』『かまいたちの夜2』のシナリオに携わっている推理小説家さんなのですが、私は今回、初めて本の形で著作拝読しました。
いやあ、最後までこうも見事に読者を騙すとは。
恐れ入った!
犯人の解明も、事態の解明も、最後まで読んで初めて解りました。
そうか…私ったら読み始めたその瞬間に、すでに我孫子さんのトリックにかかってたんだな、これ…。
ミステリ・探偵小説好きの方には既知なのでしょうが、無学な高時は今回の本に使用されたトリックが「叙述トリック」と呼ばれることを初めて知りました。
このトリックを使用したミステリ・探偵小説は決して少なくは無いそうで、元祖はかのアガサ・クリスティだってんだから技法としては古典的なんでしょう。
いやはや、こんなトリックがとっくに技法として認識されてるとはね。
蒙昧甚だしいな私!
それはともかく。
この「呆然感」はおそらく初読でしか感じられないものですが、それだけに貴重だと思います。
興味ある方、一回読んでおいて損はないぞー!


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高時あいか
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