回 がらくた日記 回

2005年10月19日(水) 二つの願い。

そういや、呪印の公式サイトに2人ほど新キャラが追加されましたね。
ゼアドとサンジェルマン。
ゼアドはどういう由来の人なのか解らんのですが、とりあえずサンジェルマンは、ルイ15世の時代、社交界に忽然と姿を表したと言う彼の有名な謎多きサンジェルマン伯爵が由来なんでしょう。
何百年も生きてなければ知りえるはずのない知識を持ち、それだけに限らず、科学・芸術諸々に優れた人物で、さらには錬金術にも長けていた…って話もどこかで読んだ気がします。
そんな、今日でもその正体が「謎」とされている紳士の、殊更に謎めいた「過去」を、呪印に添えようって感じなんでしょうかね。
……でもまぁ、そんなまともな話はぶっちゃけ前置きなわけでして、本題はゼアド・サンジェルマンそれぞれの、アイザックに対する真逆の立ち位置。

曰く、ゼアドはヘクターにアイザックを討って欲しい。
曰く、サンジェルマンはヘクターにアイザックを追うのを止めて欲しい。

どちらも裏のある人物であることに相違なく、彼らの真意が物語の中枢に関わってくるだろうことがひっじょーに解りやすく示されているこの設定で御座います。
彼らの登場によって、アイザックは良い様に利用されている道化の可能性が俄然高まりまして、相乗効果で高時の動機息切れもめっちゃクレッシェンドです。
いくよ、フォルテシシモ!(fff)
高時的見解において、アイザックはドラ様大好きのワンコであり、あんなナリして純情派ですので、ここにきてさらに良い様に利用されてしまうかわいそうな子っぷりが加わったら、あれだ、確定だ。(何が。)
で、この場合、一見まともな意見を言ってる方が黒幕ってのが世の常だと思うわけなので、ゼアド黒幕説が有力かと思うわけですが、いかんせん、暁月発表時に「J」という名でユリウスが発表された際、「こいつがドラ様だ」とわりかし真逆の方向に予測を突っ走らせた高時の予想です。
全くあてにはならんのですが、でもあの見た目からしてすでに暗黒神官っぽいっちゅうかなんちゅうか……。
「ヨーロッパに蔓延する呪いを浄化するため」に「アイザックを倒して欲しいと願う」のはまだ解るけど(でも、呪いの源は別にアイザックじゃ無いと思う…)、「常にアイザックの動向を把握し、ヘクターに情報をもたらす」ってのはいきなりオトしすぎだと思うの。
「常に」って、お前はあれか、アイザックのストーカーか何かか。(暴言。)
内通してる雰囲気がぎゅんぎゅんします。
でも、やっぱりゼアドよりも、気になるのはサンジェルマン。
アイザックに恨み骨髄なヘクターに対し、「追うのを止めてくれ」ですよ。
まるで「アイザックを殺さないでくれ」ってな物言いじゃないですか。
いや、もしかしたら「私がこの手で殺したいから追うのをやめてくれ」なのかもしれないけどさってそれは怖いよ紳士。(推測に怯えないでくださいよ。)
サンジェルマンの真意がヘクターに掛かるものなのか、あるいはアイザックに掛かるものなのかは謎ですが、個人的にはアイザックに掛かった方が面白いと言うか興味深いと言うか。
個人的には、アイザックのかつての師とか、考えたんですけどね。
袂を別ったかつての弟子が、サンジェルマンの信条・教えに反した暴力的な知識の使い方をし始めた為、かつての師として諌めにゆく、とかね。
「あれでも、私の愛弟子だったのだ」的なー……ってあいすまん妄想が漏れた。(だだ漏れだよ。)
と言うかね、「何百年も生きた」なんて枕詞が付きまとうサンジェルマン伯爵が原型(だと思われる)ので、呪印の物語の中では彼もまた吸血鬼って設定になってるんじゃなかろうかと思わないでもない。
そして、ここでふと思うことがあるのだけれど、そもそもこのゲーム、『悪魔城ドラキュラ』と銘打ってはいるけれど、その肝心のドラ様は出演なさるのでしょうか。
なぁ、下手すると取り巻き連中の話だけで終わってしまわないか?
『Castlevania』は、まぁ題名も違いますが、とりあえずマティアスが後のドラ様ってことでギリギリでご出演は果たしておいでです。
が、呪印ってドラ様が出ないでも物語完結しそうで、わりとドキドキ。
出ると良いよね…「吸血鬼」じゃなくてドラ様ね…この際、ファントムでも良いからさ…!


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高時あいか
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