回 がらくた日記 回

2004年06月04日(金) 何と愉快な透視術パロディー

有名な御伽噺である『浦島太郎』が、どのような過程を経て今現在知られている形になったのかを学んでおるのです。
今でこそ子ども向けの絵本として普及している『浦島太郎』ですが、元々は日本上流階級の中でもごく一部の人間にしか理解出来ない中国思想の盛り込まれた大変に高度な読み物であり、それが歴史の中で様々な変遷を経て今の形になったのだそうです。
が、それはまぁいいのです。
今日ですね、江戸時代における『浦島太郎』についてやったのですが、これがなかなか凄かったのです。
江戸時代の絵本である草双紙の中のひとつ『浦島七世孫』。
これは浦島太郎からその孫7代目にまで渡る物語になっていて、すでにそれだけでも相当に愉快なのですが、凄かったは5代目の孫である浦島五郎の時の物語。
五郎さん、どうしたわけか安部清明と箱中の物を透視する技を競っているのです。
……………問いたい。
激しく問いたい。
問い詰めたい。
なにゆえに安部清明。
なにゆえに透視の技。
なにゆえに芦屋道満との呪術合戦のパロディー。

ちなみにこの物語の最後は、清明と五郎が力をあわせて悪人を倒す、という結末になっており、ディモールト愉快です。
これはあれですかね、江戸時代にすでに第一次陰陽師ブームが来ていたってことでしょうか。
さすがにそんなこと挙手して聞けず、出席の感想用紙にそれとなく尋ねておきましたが、とりあえず浦島五郎の物語はあまりの内容に大爆笑しました。
浦島太郎の子孫が……阿倍清明と透視合戦……えらいこと考えた奴がいたものだ……!


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高時あいか
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