就職が決まりました、母の。
……ふふふ、私がこれからだって時に実母に先越されてしもうたわ……。
年齢制限なしの会社にダメ元で面接を受けに行ったら、採用されたらしいです。
電話で嬉しそうに報告してくれました。


高時：「何かあったん？電話してくるなんて」
母様：「うん、あんたそろそろ就職活動でしょう？」
高時：「そうだねえ」
母様：「いつ頃からなの？秋くらいから？」
高時：「職の種類にもよるみたいだけど、先輩らは冬くらいからだったみたい」
母様：「あんた、２・３社くらい落ちたって気にしちゃ駄目よ？」
高時：「ああ、それは先輩からも聞いた。２・３０社落ちるのざらだって」
母様：「１０社で決まる人もいれば、５０社回ってようやく決まる人もいるってＴＶでやってたし。何にしろ、積極的にいかきゃ駄目よ？」
高時：「あはは、頑張るわ」
母様：「所でね…」
高時：「うん？」
母様：「私、就職決まったのよ」


この流れでこのオチ、話術の才能ありすぎです、母様。
わりと素で「は？」って聞き返してしまいました。
信じられないとかじゃなく、あまりに鮮やかにオトされたので。


高時：「凄いじゃん！どんな会社なの？」
母様：「介護福祉関係の会社」
高時：「あ、なるほどね！」（母様はホームヘルパーの免許を持ってます。）
母様：「まさか採用されるとは思わなかったわよ、もう５０歳近いのに…」
高時：「ねー、この就職難の時代に、凄いねえ！」
母様：「でしょう？だってもう、５０よ、私。５０、５０、５０！！」
高時：「いやそんな、年齢連呼せんでもええから ；」


１０年は勤めて、父と一緒に定年退職するんだってはりきって言ってました。
頑張れ母様！
私も、前向きで積極的な母の姿勢、見習わなきゃなあ。