回 がらくた日記 回

2002年12月02日(月) 悪魔業

ファミ通WaveDVD(旧GameWaveDVD)を買いました。
柴田センセ、今月もちゃんと取材に行かれたようですね。
で、やり込みを見てたら物凄いのがありました。
『Devil May Cry』ハードモードクリア後に出現する超難解モード「Dante Must Die!」を
オールSランク
ノーセーブ
ノーダメージ
限界までノ―アイテム

でクリア。
プレイしたことのある人ならこう思うことでしょう。
そんなことはありえるのか、と。
1度この雑誌で「Dante Must Die!」の戦闘シーンを見たことがあるのですが、雑魚敵ですら、いくら弾丸を打ち込んでも死なないんですよ。
さしものダンテも、スタイリッシュに決めてる余裕無いんですよ。
プレイしていたのがプロの人だったので、かなりパターンを掴んで上手くプレイしてましたが、それでもアイテムをガンガン使っての苦しい戦いでしたよ。
そりゃね、開発スタッフが「クリア出来るもんならやってみろ」の心意気で作っただけありますよ。
だって難しすぎて、開発スタッフの中ですらクリアした人がいなかったらしいですからね。
それをまあ……。
開発側も唖然とすることでしょう。
編集者が言う通り、神業っていうよりむしろ悪魔業。
……やり込みってな凄いですね。
1mmの間隔、存在することすら気付かないほどの隙間、1秒に満たないタイミングを見極め、叩きだされる数々の偉業。
それだけの集中力をゲームに使うところがまた偉業。
例えば、レーシングゲームの名作と名高い『F-ZERO』。
これは一時期、とあるコースで凄まじいまでのタイム争いがあったそうで、その限界を極めたかのような最速タイムは「理論値」とまで呼ばれるほどのものだったのだそうです。
ところが。
この前のやり込みでその「理論値」を超えたタイムを叩きだした人がいましてね。
プレイを見たんですが、隙間と隙間を縫う走り、一瞬のタイミングで車体を壁にぶつけてのスピード維持、完璧なコース取りと、何が彼をそこまで駆り立てるのだろうかと言うほどの鬼気迫るプレイでしてね。
その凄まじさに人間というのは、極めれば理論値すら超えるのかと驚愕しました。
………私には絶対に出来ない……!
そんなわけで、悪魔業のDMCやり込み、見るのがかなり楽しみです。
真の魔人となったダンテが見れることでしょう。


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高時あいか
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