2004年06月09日(水)  きょう。  





 疲れた。
 その一言に尽きる。


 色んなものが見えすぎて、
 お前はいつもつらいんだよ。


 前、先生に言われた言葉を思い出す。
 そうか、色んなものが見えすぎるってこういうことか。
 何て考えてみる。
 そして、それをあたしは全てどうにかしたいと思っても、
 どうにかできないから、
 消化不要で、ストレスになる。







 自分が嫌い。
 すぐに感情的になって、口走る言葉が汚い。
 それで、周りの人を傷つけて、
 自分も後悔する。



 ごめんね、あたしやっぱり、上手くやれないみたいだ。
 みんなのこと大好きなのに、
 あんなことしかいえなくて、ごめんね。



















 にー、これはあたしの場合だけど、
 解ってるんだよ。
 にーに言わせれば、解って無いから切るんだろう?って言われそうだけど、
 心の中ではわかってた。
 頭の中ではわかってた。
 誰かに助けて欲しくて、
 誰かに気づいて欲しくて、
 自傷を繰り返して、それから抜けられなくなる。


 あのときの自分を思い出した。
 今、このときに思い出すのはとても嫌だ。
 疲れているとき、だんだん波が低下中のとき、
 そのときのことを思い出すと、
 もう、声さえ出なくなるくらい、あたしは怖い。
 「また」あのときの自分になるのかな、って。






 結局、あたしの周りにはたくさんの人が居たけど、
 あたしは、その周りの人を受け入れることが出来ず、
 信じることが出来なくて、頼ることが出来なくて、
 全てをゆだねることなど出来なくて、
 自分の中に収めようとして、切っていた。
 でも、それでも誰かに気づいてほしくて、
 声には苦しいなんて出さなかったけど、
 あたしは苦しんだ、と気づいてほしかった。
 気づいてもらっても、
 あたしは何も救われることはなく、
 その不満があたしの中に蓄積して、
 自傷、が癖になる。


 でも、それと同時に周りのやるせなさも蓄積して、
 あたしは色んな人を、
 困らせて、苦しませて、迷惑をかけたに違いない。
 結局あたしは自分のことしか考えていなくて、
 そのことにも気づいていて、
 そんな自分が大嫌いで、また自傷をして、
 どんどん堕ちていった。














 思い出すと、とても死にたくなってくる。
 いや、大丈夫、死にたいと口に出す人は死なないから。


 でも、どうしてだろう。
 本当に消えてなくなってしまいたい。
 今日のあたしは弱い。
 消えてなくなって、今までのみんなの記憶から消えて、
 あたしははじめからなかったことにして欲しい。
 そうしたら、あたしが付けた傷や、迷惑の数、
 それも全部、つれて消えてくれるよね。










 ごめんね、みんな。
 あたしはみんなのこと大好きで、
 傷つけたくなくて、迷惑を掛けたくない。


 だから、消えてしまいたい。












 


 本当に弱いなぁ、自分。
 どうしようね、自分。




















 こういうときに思い出すのは色んな人の優しさで、
 それを求めたいけど、
 求めるのにはとても勇気の居ることだ。
 簡単に自分が満たされないのをわかっているから。
 どれだけの迷惑がかかるんだろうと思うから。


 あたしに、いくらでも頼っていいとか、
 お前のために時間ならいくらでもあるとか、
 先生とか、にーとか、友達とか、色んな人が言うけど、
 でも、
 あたしのこと以前に、自分のことがあるじゃない。
 疲れている人を余計に疲れさせたくないし、
 つらい人の前でつらいなんていえない。
 あたし以外の人のことが見えないから、
 そんな、頼るなんて出来ない。




 ここにこうやって吐いて、
 自分の涙を促して、
 泣いて、
 それだけで良いよ。


 そうやって生きてきて、そうやって生きていく。
 人に頼っていないようで、
 頼って生きているあたしだから、
 だから、一人では生きていないよ。




 でも、出来る限り、
 あたしに関わる人を少なくしてあげたい。
 こんな奴に関わっても、
 ろくなものは手に入れれないし、
 自分がどんどんおかしくなるだけなんだ。








 あたしは、人に迷惑をかけるのが嫌い。
 迷惑をかけてしまった、と思うと、
 自分が嫌になる。
 そういうのを繰り返してる。


 あたしは、あたしなんかより、
 あたし以外の人が、
 とてもたいせつなんだけど、
 でも、それでも、
 自分のことに余裕が無いときは、
 みんなのSOSに気づいても、
 助けてあげられなくてごめんね。








 あたしが抱きしめて欲しいのに、
 みんなを抱きしめることは、
 とても羨ましく、
 そして、妬ましい。



 あたしがもうひとりいて、
 あたしを抱きしめてくれたら、
 いくらか、楽になるんだろうか。














  

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ほっとけない 世界のまずしさ 

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