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2001年08月09日(木) 風狂

風狂と言えば一休禅師の代名詞ですがこの域まで到達する人はやはり天才なのでしょうね。散文「自由」で書いた様な、絶対的な自分の価値観を生まれながらに持ち、自然にそれに従って生きているのでしょう。サルバドール・ダリ、アルチュール・ランボゥ、パブロ・ピカソ、などなど芸術界でも数え上げれば切りがありませんね。他人に迷惑を掛けまくっても何故か愛され、心震わせる作品や言葉などを残し、自由奔放に時代を駆け抜けて行った天才達。天才と気狂いは紙一重とはよくそれを表した言葉だとは思いますが、私は実際はこの2つは多分に重なっていると思います。ゴッホが自分の耳を切り落としましたが、これが現代の日本だったら精神病院に入れられてしまうでしょう。同じ芸術を志す者として自分を振り返ってみると全く自信を無くしてしまいます。何だかんだ言ったところで常識の中で生きている自分を見付けて愕然とします。せめて心に狂を持っていたいと願っても結局は自分は自分でしか無いのですね。風にまかせて、狂うにまかせて…。まあ、こんな事を考える事自体が風狂からは遠く離れているのでしょうが…。


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