職場にまた新しい仲間が増えた。
彼女は、ことのほか優しい。 優しいから、丁寧だ。 丁寧だから、くどい。 くどいので、聞き手にポイントが残らない。 残らないから、伝わらない。
たとえば、遅刻をしてきた研修生がいた。 彼女は、それを注意する。 ところが、変な笑い方をしながら 注意する。
指導も指示的である。 最初にやり方を示したら、あとは本人たちに任せるべきだ と私は思っている。 もし、すぐ出来なくても 出来るまで待つ。辛抱。
しかし、彼女は、出来ないとすぐ助け舟を出す。 次はこうして、次はこう、そして次はこれ。
いつのまにか、相手は「わからなくても全部教えてくれる」 と安心感をもって、自分から学ぼうとしない。 責任をとらない。
彼女なりにちゃんと頑張っている。 でも、彼女の優しさはアダになる。 笑いながら注意すると厳しさは伝わらない。 出来なくても 待たずに、指示する。
それに対して 私は直球を投げた。
「あなたのやり方は、自主性を摘む。」
私は、そんな自分に怒っていたのだ。 こんな言い方でしか、彼女に伝えられなかった自分の ダメ加減に、うんざりして 怒っていたのだ。
私は、自分に厳しい時、人にも減点方式になるらしい。 人のいいところを もっと見よう。 見つけたら、それに「うん」と頷こう。 頷いたら言葉にしよう。して相手に伝えよう。 それを意識して しよう。
いつのまにか無意識にできるようになる日まで。 それが、私自身を幸せにするサイクルなのだから。
ごめんなさい。 あなた そして わたし。
それにしても 「パダダダン ダダッ」 とか ゆってる あやや かわいい♪
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