目口覚書
■目口覚書■
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2002年10月15日(火) 「子供謗るな来た道よ。年寄り笑うな行く道よ。」

ダンナ姉と二人で、巣鴨に出かけた。
休日の「おばぁちゃんの原宿」はぎゅーぎゅー詰め状態。
しかも、皆様牛歩の如し動きに、地蔵は洗うわ、拝むわ
なんでかわからへんけど やたらと人にはぶつかるわ、
杖、カート、車椅子使用率は高いわ。

それもまたよし。ここの速度で歩く。


ソフトクリームを買い食いし、
もんじゃを食い、
屋台のサンプルの 干物とか漬物とかを食い、
食い 食い 生ビールをくいーっと。

巣鴨の商店街に初めて来たのは 結婚前、新居を決めた日。
去年の1月。
その日の様子は、わたしのHPの写真部屋にあるので記憶に深い。
あれからもうすぐ2年なんだー。


もんじゃを焼きながら、今私が「思春期」について
調べている話題になった時
彼女が中学時代 凄まじいいじめを受けていた話を聞く。
それで2回転校している彼女は 行く先々で殴る蹴る血だらけになる経験を
何度もしていたと。

私は 教科書を破られたことも、
すれ違いざまに「ぶっ殺す」といわれた事も
カバンにすごいものを入れられたことも、
トイレで裸にされて水ぶっ掛けられた事も
木刀で殴られたことも、それらをした経験もない。

思春期特有のイライラ感で 閉じ込められてはいたけれど 
わたしは健康だった。

義姉は 笑いながらそれを話す。
わたしの弟と同い年の義姉が、その時戦ったものはなんだったんだろう。
彼女曰く「いじめに構っていられなかった」毎日。
2人の弟の世話をしないといけない毎日。
高校生になって嘘のように平穏な日々だったというが、
当時の傷は 義姉の養分になっているんだろう。か。


さて 飲み食いして最寄駅で別れる直前に
「カバ男(私の夫@仮名)は最近どう?」と聞いてきた。
本当は それが一番聞きたかったんじゃないのかな。






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