年明け わたしは不思議な夢を見た。 どこかの学生である私は 放課後きまって「謎の中国人」に 命を狙われるのである。
なぜ「謎の中国人」かというと、 わたしを狙う彼のいでたちが、上半身はだか。 下半身は黒のカンフーパンツ 手には黒い吹き矢。 なんでかわからへんけど 吹き矢。 なんでヌンチャクでなく吹き矢なのかは わからねど どうみたって謎の中国人だろう。
そんな男が私の命を狙って 授業終了のチャイムと共に 現われるのだ。 じっと見据えておもむろに吹き矢を構える。 今思い出しても身震いがする。
結構真剣にわたしも「さっ」と上体を曲げてかわすのだが、 運動神経マイナス9の私にもいとも簡単に毎回避けられた吹き矢。
最終的にそれを助けてくれたのは同級生のTOKIOの松岡君だった。 「逃げろ!」と叫んで私をはじきとばし、吹き矢男と闘ってくれていた。
それがわたしの初夢(T_T)
そんな話を笑ってダンナさんに聞かせたある日。
「ちょっとあんたー。はよ起きやー」と寝床を覗いた私に 両の手を広げて「はにー。はにー。たいへんだよー。ちょっときてー」 と助けを求める声。 「何や?どないしたんや?ゆーてみー。ほれほれ」 とまだ寝ぼけているよなダンナさんを急かすと、やはり夢の話だった。
「あのね、俺、女装して香港の路地に隠れてるの。 で、ブラが落ちてくるんで『あら おっぱいが・・』とかいって 何度も胸の位置気にしてるんだよね。 で、俺 ブルース・リーをおとり捜査してるんだよ。 だからその格好で、路地に隠れて「りーさん、りーさん」って 引き込もうとしてるの」
わたしは随分と勝手な女なので、 ダンナさんのその夢は私の命を狙った謎の中国人を ブルース・リーに見立てた彼の復讐劇だと信じている。
ありがとう。 そんなに私を愛してくれて。 私もあなたを愛してる。
その後 その夢の話をした時 まるでぼけ老人のように 自分の見た夢のことはきれいさっぱり忘れていたけれど それでもいいよ。
こんなのんびりと思えるのも 昨夜の深夜バスが無事着いたからだね。 ゆとりって 人間の心に影響するものなんだね。
かゆかゆも かゆ度は劣って来ませんが、襲撃回数が減少している ような気がします。 ただ風呂上がりの裸体は リンダブレア(エクソシストでブリッジ階段落ち したヤスもびっくりな蒲田行進曲な女)かリーインカーネーション。
もし明日交通事故で病院に運び込まれたら きっと夫がDVで 事情聴取されるでしょう。 それでもわたしは笑ってかきむしるだけさ。
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