あれからすぐ、ダンナさんは帰宅し 腹いっぱい昼飯食って、寝て、起きて、夜飯食って、 というピクミンもびっくりな繰り返しの生活です。
お友達の引越しは、実は彼はドライバーに任命されていたんだけれど 夜勤明けの ましてやオマエに頼むのはちょっと・・・ということで 解任されたらしい。
ましてやオマエに というのはこの話しが端的に表している。
彼は正真正銘のペーパードライバーで、 免許取得後、数回の運転(すべてレンタカー)を経験したが 普段繁華街に行くと「この人の多さ!あぁむかつく」とかいってるくせに 運転中は極度の小心者になって「ごめんなさい。ごめんなさい。」と なぜか謝りながら時速40キロで走行してしまうらしい。
会社の人が車で通勤していたある日 「ねー、今日帰り運転させてよー」とダンナさんが頼んだ。 あぁいいよ、と快くキーを投げてきた持ち主の車は新車のオートマ。
「あー、オートマかぁ。俺、マニュアルしか乗ったことないんだよねー。 えーっと、走るのはRUNだから、シフトはRに合わせるんだよねっ(^^)」
そう言ったダンナの手から、持ち主は車のキーをもぎ取るように取り返したという。 無理はない。
彼を運転手解任したのは わたしは絶対に賢明だと思う。
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