今日は、京都教育大学サッカー部・総監督の上田滋夢さんと お仕事でご一緒させて頂きました。 上田さんは、欧州サッカー連盟にも所属されていて、 日本代表のスタッフもされていたこともあり、 Jリーグ関係だと、名古屋グランパスエイトの解説や番組を担当されてます。 本当にとても興味深いお話を、たくさん聞くことができました。 チームマネージメントなんかの話もあり、それをここに書くのは ちょっと難しいので、ゴールキーパー(GK)についてのお話を 紹介したいと思います。
GKと言うポジションは、 試合が始まると正GKにアクシデントがない限り、 フィールドプレイヤーのようには、交代はありません。 だから、サブの選手はずっとサブのまま終わってしまうことも多いそうです。 でも、練習は正GKと同じだけこなし、試合が始まるとベンチにいながら 万が一に備えて、常に緊張感を保たなければならない。 時には「ケガでもしてくれれば・・・」と思ってしまうこともある。 本当に孤独で、ストレスのたまるポジションだとおっしゃってました。 「サブのGKになりたくない」と選手時代には思ったと。
でもGKというポジションは、サブの存在が大切でもあるんですよね。 前回のW杯、フランス大会には3人のGKが招集されました。 川口選手、楢崎選手、そしてベテラン・小島選手。 大会を通して、ゴールマウスを守ったのは、川口選手。 彼の緊張感と、サブと言う立場で緊張感を保ち続けた楢崎選手を、 盛り上げ、支えてたのは小島選手だったそうです。 フランスから帰って来た小島選手は「しゃべりすぎて、喉が痛い」と言うほど、 チームを盛り上げていたのです。 うーん・・・なんとも言えないお話です。
テレビではなかなか映らない、映っても失点シーンと言うGKですが、 守りながら、常に攻めの気持ちでいるGKに、 皆さん、ちょっと注目してみてください。 彼らは、決して背中を見せることなく、常に前を向いて戦っています。 そして、ベンチでも・・・。
日韓ワールドカップまで1年を切りました。 注目のライバル対決は、まだまだ続くと上田さんもおっしゃってました。 「川口は精神的強くなった。でも、正剛(楢崎)も強くなっていく。 最後まで競い合ってほしい。」
GKは、試合を決める親分!そうだよね?頑張って!
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