雑記

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2009年11月14日(土) 北京観光1日目

7時半出発を目標に6時起床。朝イチから部屋中コンコン回ってるのは、朝メシ頼んだ人に部屋まで持ってきてくれてるらしい。僕はメシなしだったので、昨夜食うつもりで買ってたカップ麺で朝メシ。外出ると寒いけど雪溶けそうな感じなので多少は暖かくなるのかな、くらいに。

Mが朝イチ動物園にこだわるのは、どっかで調べた情報によるとパンダの朝の食事の時間が8時半で、パンダはその前後しか動いてないとかそういう理由かららしい。 少し出遅れて灯市口から地下鉄乗ったのが8時前くらい、雍和宫、西直门と乗り換え动物园駅に着いたのが8時40分くらい。入り口で20元だか30元だかのチケット買ったらパンダ館の券もついてる。そそくさとジャイアントパンダのでかい建物行ったが、屋内の檻は空っぽでああこりゃやっちゃったかなあとか10分そこそこの厳しさにいきなりやられかけたが、、、屋外に3つある大きなとこでそれぞれパンダが笹食ってたり食い飽きてたり、ゴロゴロやってるところだった。



割と早朝なので人も少なくパンダ撮り放題。久々にちゃんとしたカメラ欲しくなっちまいましたです。Mも日本で借りてきたとか言う一眼デジカメで頑張っている。いやもう雪の中ただでさえ何故かいつもやる気のないパンダが動き回ってる様にもう2人してやられまくる。Mさんあなた昨日まで朝パンダの餌の時間だけ見たらすぐ万里の長城見るんだなんておっしゃってませんでしたか。


屋内のジャイアントじゃないパンダ。この後もパンダ眺めてて時間過ぎてゆく。

パンダ以外も一応なんとなく駆け足で。

ニッポニア・ニッポン。すなわちトキ。すぐ目の前に居るありがたみは何故かパンダよりでかい。


クマ。普通に座って、見下ろしている人間一人一人に目を合わせる姿がなんか哀れだ。まあ動物園の動物らしいと言やらしいが。


ライオン。非常に天気が良く、溶けかけてたように思ってた雪がまた凍り始めてた頃でえらく寒かったが、陽が当たればとりあえずは暖かいらしい。いかにも猫の仲間っぽい。

11時までには出て、西直门まで戻り北京北駅へ。とりあえず明日の八達嶺行きの切符を確保することにした。いつも乗る天津〜北京南みたいな「城際列車」なんだしお手軽に券売機でもあればそれで大丈夫かなあとか思ってたけど、切符売り場には有人の窓口しかない上そもそもどこ行きの何の列車を買えばいいのかとんと判らない。どうしたものかとテキトーに知り合いに電話して聞いてみようかとしてたら、Mさんは日本語のガイドブック持って窓口に突入なさっている。ばんりのちょうじょーとかなんとか言ってるの見てたけど、窓口の人も慣れたものですぐ行き先は判ったようなので明日の良さそうな時間のを決めて言ってみたらあっさり発行可能。ああ全く言葉わからなくてもそういう方法があるんだなあとか感心する。いやマジで。
ついでに帰りはないかと聞いてみたら夕方のしかないと言われたのでこっちは保留にしとく。

午後からは故宮見に行く予定で、昼なのでどっかでなんか食べたいし両替もしないとねと西单でおりて天安門までぷらぷら歩いて行くことにするが、両替はともかくMの好みな良さそうに汚い店が見つからず結局着いちゃう。故宮博物院はこないだより安く40元。


太和殿。非常に天気がいい。他いろいろの軒先あちこちには結構つららが下がっているような箇所も少なくなく、ほぼ氷な雪塊と一緒に落ちてくる結構危険な状態だった。結構歩いてる上いよいよ寒くなってきて、まあ特別冷える訳でもないけど普段1日中外をうろうろするような事もないので結構まいってる。
途中汚いという条件だけ満たした店で紫禁城価格なジャージャー麺と水餃子食ってみる。美味くない。観光地だし、と納得してもらう。


景山公園から。寒さが余計に厳しいのはこのせいだからだなと言うくらい天気のいい日だったのでいやがるMを無理矢理連れて登ってみた。夕焼けに映える、まだ白色が多い故宮やら北京市街は思ったとおりキレイだった。ってこれも納得して貰う。

夜は日本から予約しといたという北京ダックの店へ行く予定だけど中途半端に時間があるので歩いてホテルまで戻る。これが失敗で、十分に疲れて少し休んでみたらMが中々動かない。18:00の予約に間に合うには歩いてでも小1時間あれば間に合うな、といい加減に地図も確認せずにいたけど、結局30分前にようやく出てみても週末のこの時間タクシーがまず捕まらない。Googleマップを駆使し、人気店だから予約15分過ぎたら取り消しになるらしいとかいう話を聞きつつとりあえずは行かねばと、18:30くらいにようやく北京大董烤鸭店(东四十条南新仓店)に‎到着。これも間違いなく外せないと譲らないMはまたもメモ書きを片手に受付に突入し、なんとか予約がまだ有効な事を確認する。このお姉さんすごいや。しばらくついてきます。
しかしこのお店さすが首都北京の人気店だけあって、何からということもなく何もかも勝手が違ってどうにもこうにもだった。全席禁煙つうあたりからすごいもの。写真付きのメニューはいいけどなんの料理か判らないようなハイセンス過ぎるのばっかで対応不可能です。なんつうか敷居の高さは全聚以上みたいな。北京ダックは半分で注文できることが判ったので、長考の結果他に何皿か頼んでみてどうにかこうにか。他のメニューも2人なら2皿が限界とかそういう盛りでなく、サイズが別に指定できるのはいいですね。肝心の北京ダックはどんなにパリパリしているという評判だろうとも脂料理には違いなく、Mも食ってみて納得してくれたみたい。
もちろん値段もそこそこだったけどやっぱり名店なんですね。北京でお客さんを案内する機会がこれからあるかどうか知らないけどそういうときには是非また。

飲みに出直すかどうするかーとか言いながら地下鉄乗ってホテルの最寄り駅降りて、一旦戻って調べてみるかーなんて酒買って帰ったらもう出直す気なんか全くないくらいくたくたなのでもう寝る。


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