否認


・・・それから


怒り


・・・その先に


抑鬱



癌を告知された患者が、


・・・それを


受容


するまでに至る段階だそうですよ。




なるほどね。





昨日まで


ホルモン療法の全面拒否について


仕事中もネットで情報収集したり


人に聞いたり


愚痴ったり



水曜日に外科を受診してから


眠れない夜を過ごし


自分なりに、真剣に考えて考えて迷って迷って


ずっとずっと葛藤してました。




ノルバデックスの処方箋も、薬局にＦＡＸはしたものの


取りにも行ってなくて。


その薬の代金の

10,740円が、もったいなくてもったいなくて


その１万円で、何が買えるだろう

とか

美容院にも行けるじゃん

とか

ボディショップや、ラッシュや、スイマーで

大人買いだって出来るじゃん

とか


ずっと考えてた。


昨日の帰り道も車運転しながら、ずっと。


この日、取りに行かなかったら

土日は、絶対に行かないと思うし

そしたら処方箋の有効期限も過ぎてしまう、、、


とかね。


ここで曲がれば家に帰れるしって

ほんとギリまで、迷ってた。


だけど


曲がらなかった。

本能的なものなのか、直感なのかは

わからないけど。


薬局に向かってた。


でも、嫌だった。


わざわざ、飲んだら具合が悪くなる薬に１万円もかけることが

納得できなかったし


多分、怖くもあったんだと思う。


薬剤師の男性は、とても親切で

ジェネリック薬の説明までしてくれて

次回からは、こちらにしますか？って

薬代、３分の１だもん。


でも、あたしったら


副作用がキツかったら、止めるかもしれないので

次回はわかりません。


なんて答えてるし。




グダグダと悩んでるのも

やっぱ嫌だったんだと思う。


ほんと無駄な抵抗に思えるし


周りの人たちは、あたしが癌で死んだら嫌だって悲しいって


思ってくれてる

ってことが、伝わってきていたから。


だから、嫌だけど本当に嫌で嫌でたまらないけど


負けてたまるか！

と気持ちを奮い立たせてたようにも思う。



てことで、本日

ノルバデックス飲みました。


とりあえず、次回の受診日まで飲んでみます。


お注射も、嫌だけど本当に嫌で嫌でたまらないけど

１回打ってみようと思い始めました。



主治医に、見捨てられると悲しいって思う自分がいたからかもしれません。


先生は、入院中毎朝６時半にあたしのベッドにやってきて

寝込みを襲ってくれてました。


土日もです。

病院に住んでるってウワサもあったほどで。


手術の時は、最初からずっと側についていてくれて

執刀医だから当然でもあるんだろうけど。


そして、自分の執刀が終わり

形成にバトンタッチをした後、すべて終わるまでそれから１０時間以上もあるのに


病室で待ってるうちの家族のところに何度も行ってくれたりして。


無事に手術が終わって、あたしが麻酔から醒めたとき

一番最初に見えたのが、その先生の顔だった。

てことは、また手術着に着替えて手術室に戻ってくれたってことよね。


デカイ声で、終わったよ！

って言うのが聞こえたのが、とても安心したのも思い出しました。


だから、先生のオススメプラン

（とは言っても、ごく普通の標準治療なんだろうけど。）


を、まぁ１回くらいは言うこと聞いてやってみようかと

思い直したのかもしれません。


ホルモン療法を拒否って

逃げてるような自分もカッコ悪いかもしれないとも思ったし。




・・・しれません。

的な表現は、自分でも真意がわからないからです。

自分なりに、自己分析をして客観的に見た感じです。


これで、どうしても

副作用がキツくて、ガマン出来ないなら

やめる方向ではあります。


やってダメなのと

やらずしてダメなのは違うんだって

今さらながら気付いたわけでもあります。



癌になったのも

早期発見とはいえ


再発したけど

ぎりぎりで大事には至らなかったのも


でも結局、長期で治療を強いられることになったのも

すべて運命として受け入れられる

ことが、ようやく出来るようになったのかもしれません。





ノルバ、、、まだ１回しか飲んでないので

定かではありませんが、副作用らしきものが、、、


なんともいえず、ダルい感じです。





もっともっともっともっと

癒やされるアイテムとか

現実逃避できるアイテムを探さなくちゃ。



たとえば、、、