日記でもなく、手紙でもなく
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久しぶりに、昼間の時間帯に、中距離電車(停車駅が少ない)ではなく、各駅停車のJRに乗った。 一つ一つの駅の、ホームの横に設置されている看板の、<赤いほうがいいじゃないか!>という大きい文字だけの広告が、停車するたびに目につく。真っ赤な大型ボードだけに、始末が悪い。
<135円>と、値段だけ赤字で書かれたボードもそこそこあるのだが、最初見たときよりも大人しく見えたりするから、内心笑ってしまう。
しかし、どちらも芸のない、もっといえば芸も技もない広告だ。
絶対、どちらも飲んでやるものか、しっかりと決意してしまう。 店の店員が、比べる部分が、比べられる部分がほとんどないから、「ねっ、赤いほうがかわいいでしょ」と、口八丁で囁くのと、ちょっとわけが違う。
どうして、こんなふうにしかできないのだろうか。たかだか発泡酒なのだから、もう少し気持ちよく騙されてみたい、そんなふうに思った日曜日の午後。
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