兼松孝行の日々つれづれ

2013年03月17日(日) 古知野高校演劇部稽古

古知野高校演劇部の稽古に久しぶりに午前中から行ってきた。

本番まであと10日という状況。

稽古場につくなり、みんな車座でそれまで行なわれていた通し稽古の反省会・・・と思いきや、舞台監督のお説教だった。
舞台監督が涙ながらに訴える姿は、結構感動だったなぁ。

でも同時に、そういえば劇団立ち上げた頃に(主に稽古後の酒の席で)よく話題になったし、同じように涙ながらに訴えられたってこともあったなぁって思い出した。
そうなんだよなぁ、役者の時間をたくさんとると裏方に手が回らないし、役者と裏方は同じ釜の飯を食べてるんだけれど、本番が近づけば近づくほど精神的に乖離してしいくんだよなぁ。
特にうちの劇団の場合、役者につきたくてどうしようもない人にも裏方を経験してもらってたから、余計にそうなるんだよなぁ。
本番が終わったあとは「いい経験だった」って口を揃えて言うんだけれど、やっぱり本番間近はテンパってるから、発想もネガティブになって行くんだよなぁ。
ならば、みんなそろって同じ作業をやればいいと言うことで、それまで芝居の稽古日にしてた日を数日裏方優先の日にしたりしてみんなで道具を作るようにした。
そしたら数公演終えたあとから役者は道具製作現場に来なくなるという悪循環・・・(泣)
そのコロから舞台を簡素にしようと思い始めたんだよなぁ。

あ、今日の話に戻らなきゃ。

今日は、まずは貴重な時間を少しもらって、今回の稽古に直接は関係ないけれど、今後続けて欲しい基礎訓練を部員たちに伝授した。
体力だったりからだのキレだったりを日々のウォーミングアップで身に付けてもらう稽古だ。
でも、やっぱり若いっていいよなぁって思うのは、数回繰り返すだけで訓練の結果が目に見えてよくなって行く。
吸収が早いんだよなぁ。
と言うことは、手段さえ覚えてくれれば上達はあっという間なのに、同時に思うし、君たち今までやっぱりサボってたねって思ったので、正直にその気持ちを伝えておいた。

で、午後からの通し稽古は・・・う〜ん。
やることは段取りとしてこなせてるけれど、魂が入っていないという、いわゆる「馴れ」の状態。
通し稽古でまさか睡魔が襲ってくるとは思わなかったけれど、ほんとそんな状態。
でも、陥るんだよなぁ、いつか必ず。
長い間稽古やってると。
だから、10日前のこの日で良かったんじゃないのかな。
ただ、部員たちには今日はダメと言っておいた。
芝居経験1〜2年目の部員たちに、こういう状態が必ずあるってことは知って欲しくないし、そこに甘えて欲しくないからだ。

そういえば、午前中の修羅場状態の稽古場に、昔の芝居仲間が稽古を見にきてくれた。
あ〜、「なつかしい」意外の感想聞いてなかったや。

本番まであと10日。
頑張ってくれぃ!!


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