兼松孝行の日々つれづれ

2011年12月26日(月) 第三舞台封印解除&解散公演「深呼吸する惑星」大阪公演千秋楽(ネタバレあり)

前日からの大雪で大阪行きが危ぶまれるところだったが、幸い近鉄特急で問題なく大阪に行くことが出来た。
新幹線は大雪の影響で運休だったし、東海道線は「倒木」という理由でやっぱり運休になっていた。

今回の公演会場は森ノ宮ピロティホール。
直下には森ノ宮遺跡という古代の貝塚やら人骨やらなんやらが出土した遺跡がある。
結構歴史的に意味のある場所なのねここは。
このピロティホール、微妙な黄色で染まった建物だが、今回の黄色いイメージの芝居にはぴったりな感じの小屋だ。

芝居の方はさすが第三舞台という芝居になっていた。
スピード感や情報量で圧倒的なポテンシャルを持った芝居だった。
10年ブランクがあってもまったく色あせてなかったし、やっぱり「劇団」の芝居だなぁってしみじみ感じる芝居だった。

解散公演ということで、過去の作品のオマージュがたくさんあったけれど、しっかりと今生きている瞬間を新鮮パックした芝居になっていた。
ネット社会、自殺、原発、政治なんかのいろんな「今」が描かれていた。
その中で、過去に傷を持ったり苦悩する人たちが次に進むべき道を見つけていく物語だ。
いろんな意味で「自分の中に在ること」が舞台にのっていた。
痛くもあり嬉しくもあり辛くも楽しくもある瞬間だ。

客入れはいつもの「More Than This」。
客席に第三舞台独特の緊張感が流れる。
客出しは「ずっと好きだった」の次に例の替え歌が流れてビックリ仰天!!
やるなぁ、やっぱり今の瞬間の舞台だなぁってあらためて感じた。

第三舞台の芝居を初めて見に来たのは15年前の大阪近鉄劇場だった。
でも、その前から生の舞台ではないけれど第三舞台の作品に振れる機会がたくさんあって、その一つ一つが今まで芝居づくりをしてきた糧になっている。
その後第三舞台の公演がある度に必ず大阪にはやって来た。
その劇団の解散公演だからセンチメンタルの気持ちになるかなって思ったけれど、終わってみたらそういう気持ちはさほどなかったなぁ。
それよりも、ものすごく質のいい素晴らしい芝居を見せてもらったって言う思いの方が強いかなぁ。。。今は。

今度は福岡の大千秋楽生中継を映画館のスクリーンで見るけれど、どんな思いで見るんだろう。
いい芝居だった、で終われれば最高の瞬間かな。


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