兼松孝行の日々つれづれ

2008年07月31日(木) ap bank fes '08の個人的な何となく総括(かなり乱文・・・きっと後日修正)

今回ap bank fes '08のボランティアに参加したのは、
あの空間を一度体験したかった
というのが主な理由だ。
昨年行く予定にしていたが台風で流れてしまった経緯もあり、今年こそはと思っていた。

でも、何故ボランティアか。
それは、漏れ音でもいいからライブが聴けてるし、チケット代もかからないと言うやましい気持ちもあったわけだけれど、それ以上にDVDの中にしかなかった理想郷みたいな空間を作り出している一人になりたかったという思いもある。
そしてもう一つ、まもなく40代に突入する前に、人生のほぼ半ばを迎えて、この先大丈夫なんだろうか、精神的も体力的にもというところで不安があり、一度むち打ってやってみようかという、挑戦でもあった。
炎天下、3日間たちっぱなしの出ずっぱりになる。
それに、ボランティアには間違いなく世代の違う人たちが多く関わってくる。
自分言葉は痩せていないだろうかというところも確認したかった。

実際経験をしてみてどうだったのか。

体力的にも精神的にも、しんどかった分帰って充実して終わることが出来たかな。
それは、もちろん自分一人がなせる技ではなく、そこに関わった様々人たちとのつながりからそう思えるようになった。
同じボランティアの仲間や、お客さんや、スタッフの方や。
この先の人生をほんの少し勇気を持って過ごしていけるような力をもらえたようなきがする。

そして、環境をメインテーマに据えたこの野外音楽イベントはどうだったのか。

そこに参加するお客さんは、ほぼ間違いなく好きなアーティストの音楽を聴きに来ている人たちで、アーティストからのメッセージを多かれ少なかれ体現しようと思っている人たちだ。
その中で行われるリサイクル・リユース・リデュースの流れに前向きに参加してくれる人たちばかりだ。
だから、どんなに行列になろうともどんなに分別が難しくても文句にの一つも言いたいところを我慢して素直に取り組んでくれる。
今の自分自身の仕事ではあり得ない状況がそこにはあった。
ごみの分別と食器の再利用にかかる歯車の一つとして関わった自分自身は、そうした参加者であるお客さんの姿勢にも後押しされるような形で前向きに取り組んでいこうと思えるようになった。
ライブ会場内のゴミ捨て場は休憩時間になると、バーゲンセールのような感じで人が押し寄せてくる。
パニックになりはしないだろうかと一瞬背筋が凍り付きそうになったが、アーティストからのメッセージが浸透しているのだろう、やはりゴチャゴチャしながらも淡々と分別をこなしていく姿が印象的だった。
本当ならこちらがありがとうと声をかけなければ行けない場面でも、帰って感謝をされてしまうのだ。
そういう意味では麻薬のような場所かも知れないなと思った。

ただごみの分別については、今回は掛川市の10分別を基本に行っていったこともあり、ペットボトルのキャップとラベルを別々に回収する自治体が多いせいか、そのところでとまどう人が多く出て渋滞を招いていたところはあったかな。
それに、この分別方法はここだけの方法であって、すべてにおいてお客さんの住んでいる地域でこの方法でいいとは限らないし、最高の方法でもない。
いろんな人の話を聞くと、そこを誤解されている人がいるので、地元に帰ってから注意と言うところだろう。

ただ、イベント会場の実験という意味では大成功だといえる。
1日3万人近くのお客さんを相手に、ごみや食器の回収場所が数カ所しかない。
その状況で、ポイ捨てのごみがほとんど落ちていない状況や、大きな混乱もなく終わっている。
そして、お客さんが音楽の思い出とともに、環境に対する何かしらの思いを持ち帰ることが出来ている。
食器の回収と洗浄も、一時供給が間に合わなくなりそうな事態もあったが、大過なく終えることができ、お客さんにリサイクル食器で食品を提供することを100%可能にした。
これは本当に素晴らしいイベントだと感じた。

そして、このイベントのもっとも大事なところは、ライブエリアの外で行われているというところだ。
それは、我々が関わった食器洗浄やごみのリサイクル、あるいはオーガニックフードや資源再利用により出店している様々な店舗ばかりでなく、ここにその瞬間はたまたま集まっているのだけれど、実際にはつま恋の外で普段は活動している人たちあって、そうした日常の積み重ねの結果がたまたま集合している場所であるだけだ。
日常の積み重ねを行う場所こそ、今回のイベントのもっとも大事な場所ではないだろうか、もっとも大事な部分ではないだろうかと思うのだ。

ここに参加したすべての人たちが、方法があってるか間違ってるかはさておき、まずは日常の中で音楽の思い出に癒されながら実践をしていくことが、もっともこのイベントの果実としては大きいのかなと思う。
それは今日できなければ明日出来るときにやればいいと言う程度の話だと思う。
でも、そうして多くの人たちが、ほんの少し日常での行動を変えるだけで、世の中は大きく変わっていけると思う。
そんな期待を持たせてくれるにあまりある経験だったな、今期あのイベントは。
そこに参加できたことをとても幸せに思う。

ライブ会場にしばらくいることも出来たので音楽的な部分にも言及したいけれど、まあ、それはまた後日書くことにしよう。


 < 過去  INDEX  未来 >


兼松孝行 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加