兼松孝行の日々つれづれ

2007年12月25日(火) TBS「クリスマスの約束2007」

ついに7回目のクリスマスの約束。
7回続けば、毎年恒例と言ってもいいのかな。

さて、一番始めは誰も来ないことがテーマだったけど、今回はゲストの数が最高。
アーティストが5組と学生が2組。
そして今回のテーマは「つながり」。

昔の自分と今の自分とそして未来の自分。
そこに関わってきたいろんな人たちとのつながり。
そこを世代間のキャッチボールも含めて表現していた。

宮沢和史、さだまさし、くるり、矢井田瞳、出て来る度にそれぞれのアーティストがそれぞれの持ち味をしっかり出してたなぁ。
その中でも、さだまさし、恐るべし!
共作の曲も素晴らしかったが、それよりもお互いのカバー曲の演奏が素晴らしかったなぁ。
でも、順番が進むに連れて段々別の不安が頭をよぎって来たのだった(分かる人には分かると思うが)。

そう、佐野元春の登場時間が着々と近づいてきたからだった。
はたして彼の演奏は大丈夫なのか?

いやあ、しかし実際出てくるとそんな不安は吹き飛んでしまった。
それよりも何よりも小田和正と佐野元春という2shotがとても不思議な感じだった。
その不思議な二人が奏でるハーモニーが結構きれいだったな。

早稲田の男性コーラスはなかなか感動的な光景だった。
次世代へのメッセージを若者たちがちゃんと受け入れて自分たちのものにしている感じがして、ちゃんと「受け渡し」が出来てた感じだった。
小田和正が還暦を迎えてこの番組作成にあたり、これが一番したかったことなんだと、だから、その前の曲が「Someday」だったんだなと。
憎い構成ををするなぁ。

最後の最後、紅白をけったであろう状態で「ダイジョウブ」を歌う姿はなかなか痛快だった。

そしてエンドロールに曲に耳を疑った。
これTULIPの「I dream」だ。
気づいた人はたぶんほとんどいないだろうけれど、永久の平和を願った歌だ。
これで締めるところも憎いねぇ。

きっとまた来年もこうして「クリスマスの約束」に出会いたいのだった。


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