兼松孝行の日々つれづれ

2007年10月06日(土) 「郵便配達夫の恋」

初めて名鉄ホールに来て観る商業演劇。
この芝居を見ようと思ったきっかけは、キャラメルボックスの西川さんが出ていたからだ。

うーむ、やっぱりこういう感じだったね。
もう一つテンポの上がらない展開と、なかせるところだけしっかり見せてしまう手法だった。
ホンの方は意外な展開を見せつつも予定調和のように終わっていく、キャラメルにありがちな台本。
でも、この台本は演出の仕方一つで思いっきり変わっていくホンだとおもう。
そういう意味では創意工夫が足りなかったな。

でも、西川さんの芝居はたまらん素晴らしい芝居だったな。
シリアスとギャグの振れ幅がしっかりしていて、安心して楽しめる芝居だった。
主演の中島知子は、初舞台だったせいか、自分で何かを発想してまわしているという感じがしなくて、演出の要求をそのまま体現するのが精一杯っていう感じだった。

総じて言うと、上手いんだけど、もうちょっと稽古しましょう、って言う芝居だったな。

次にこの芝居があるかどうか分からないけれど、頑張りましょう!


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