兼松孝行の日々つれづれ

2007年04月23日(月) DVD「KK Produce Number3/PAPER RUNNER」

第4弾のLENSを見て、小林賢太郎の芝居はもう一つかなと、正直思ってしまった。
今回は友人に勧められて第3弾の「PAPER RUNNER」を見る事にした。

これはめちゃめちゃ面白かった。
半端じゃない面白さだった。
漫画のセオリーをそのまま漫画の編集部に置き換えて芝居にしました、という感じで、ストーリーやキャラ設定、上演時間、その他いろんなものに全く無駄がなく、面白い芝居になっていた。

同時にどうして第4作が面白くなかったかもわかった。
ファンにはだいぶ怒られるかも知れないが、言ってしまえば演出が出ている舞台と出ていない舞台ではまとまりが劇的に違うという事だ。
作品としての舞台が一桁台というのは、演出の技術としてはまだまだの段階だ。
それはプロでもそうだ。
プロは幸い才能がカバーをしてくれる。
だからプロになれるのだけれど、成長していく段階はプロもアマもスピードの差こそあれ変わらない。
だから演出に専念できた(と思われる)この芝居は面白かった。


 < 過去  INDEX  未来 >


兼松孝行 [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加