| 2007年03月05日(月) |
トヨタ自動車工場見学 |
なんてことはないんだけれど、平日休みにしか出来ないことは何だろうと考えたところ、まず思いついたのがこれだった。
以前ここにやってきたのは小学生だから、25年以上!し、四半世紀ぶりか・・・年取ったよなぁ。 てなわけで、まずはトヨタ会館と言う博物館みたいなところで、トヨタの展示を見る。 ロビーにはI-UNITなどの万博で発表された環境テクノロジー車両がお出迎えだが、一押しはなんと行ってもプリウスだ。 かつてはクラウンやセンチュリーのような大型ラグジュアリーカーがトヨタの顔だったけれど、今ではプリウス。 ハリウッドスターもたくさん乗ってるプリウス。 時代の流れを感じさせる。 オイラも職業柄、そろそろ観念しなきゃ行けないのかなと思ったりするが、町の公用車を乗った時に、その出来にはビックリしたことを思い出した。
さて工場の方だが、組み立て工場と溶接工場を見学した。 どちらの工場ともに、見た瞬間分かるような創意工夫があちこちにちりばめられていた。 まるでアイディアの宝石箱だ。 たゆまぬ努力でこの会社は大きくなっていったんだなと、改めて感心する。 一方で人間を人間として扱わなかった過去の負の遺産も残しているような気がするが、それが生産されたかどうかはよくわからないのでさておいて。 見学ルートの途中に組み立てライン体験エリアがあり、その一画に職人に挑戦コーナーがもうけてあった。 それぞれ、ボルトの組み立てや、ひもを棒に順番通り巻き付けるものなどがあり、ビデオの中のトヨタナンバーワン職人と対決するのだ。 これが簡単そうでなかなか難しい。 ビデオの中の職人は、作業をやり終えると、まだ一生懸命やってるこっちの方をざまぁみろと言わんばかりの笑顔でみて「まだやってるの?」なんていいいやがる。 確かに職人技はすばらしい。 だがむかつく。 いつか挑戦して超えてやる!
組み立て工場の後に見た溶接工場の溶接ロボットはすごかった。 10工程程度のラインで数千カ所を補強溶接するのだが、車体をのせたラインが止まると、溶接の腕ロボットたちが臨戦態勢をとる。 そして、何十台もの腕ロボットがラインの上、電気溶接の火花を散らしながら一斉に動く様は圧巻だ。
当たり前だが、以前来た時よりも数段レベルのあがったハイテク工場になっていた。 それに、工場の空気が昔に比べてとてもきれいになっていように感じた。
久しぶりのトヨタ工場見学はいろんな意味で驚きの連続だった。 こうした場所があって、今の日本経済がある。 そして、その恩恵に我々があずかっている。 いろんなことを考えさせられた一日だ。
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