ここんとこ少年少女の不可解な犯罪が後を絶たない。
消防車が見たいから放火を繰り返す少年。 BBSの書き込みで友人を殺してしまう少女。 死刑になりたいからと関係のない人を殴る少年。
どうしたらこんな価値観をもつことが可能なんだろう。 おかしいとは誰もが口をそろえて言うことができる。 だけど、どうしてこうなるかは、社会の所為にする人もいれば、学校や隣近所や親の所為にしたり、さまざまだ。 裏を返せば答えが見つからない。
それは、犯罪を起こしたのは個人なのに、それを相対化してみようとするからだと思う。 10人いれば10人の違った人生がある。 10人の違った人生にはそれぞれ違ったアプローチが必要になる。 答えを見つけだすには本人にいろいろ聞くしかない。
本人に会えない周囲の人達が、いかにも答えですよ、という顔をして彼ら彼女らを論ずるのは、とても滑稽に見えて仕方ない。 そして、それを信じて語っている人を見てもおかしく見えてしまう。 だけどそうして、世間はつくられていく。
この連鎖には何かが掛けているように思える。
そこには、相手の存在を肯定する気持ちが足りないんだ。
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