扶桑町が犬山市に編入される方向で市町村合併の方針が出された。
34年生まれ育った町の名前がなくなる。 ただそれだけのこと。
そう思いたい。 だけど、それだけではない何かが自分の中を襲う。
もちろん扶桑町職員として自分の職場が犬山市に吸収されるという意味での、この先分からないものに対する不安もあるが、それはどうでもいいことだ。 どんな場所に行っても仕事は仕事だ。
月から地球を眺めれば線引きなんて関係ない。 そこにはただ青く丸い地球が存在するだけだ。
ふるさとのかたちはかわらない。
そう、そうなんだ。 ただ、名前が変わるだけなんだ。
今はただそう思いたい自分がいる。
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