兼松孝行の日々つれづれ

2002年06月29日(土) 劇団TEN「カレッジ オブ ザ ウインド」

今日は多治見と東別院で各々交流のある劇団の本番のある日だった。
仕事の関係もあり、いけるかいけないかギリギリのところだったが、東別院なら電車で何とか間に合いそうだったので多治見の方にごめんなさい(ほんとにごめんなさいタカムラさん)をして劇団TENの本番を見に行く。

久々に電車にのって名古屋に行ったが、吃驚するのは電車にのってる間殆どの人が携帯電話とにらめっこをしていた。
オイラも負け時とにらめっこをしてみたが、すぐに飽きて終わってしまう。
みんななんであんなに携帯電話とにらめっこ出来るか不思議だった。

芝居はほんとに開演ギリギリに間に合った。
開演してまもなく、出演者の友達だと思われる前の列に座っていたお客さんが3人程「あいつはこうでこうで云々・・・」と話しはじめた。
これにはさすがに怒れて来た。
あんたは何しに来とるんじゃい!
お茶のまでテレビ見てるんじゃないんだよ!!
しかし怒ってばかりいても芝居に集中できないので、なんとか気持ちを落ち着かせて芝居に集中する。

小屋のせいかどうか分からないけど、言葉が聞き取れないところが多かった。
役者によって聞こえる聞こえないの差が激しかったので、きっとこれは小屋のせいではなくスキルの問題なんだろうなあ。
それでも前半はいい感じでテンポよく芝居も進んで行った。

後半に入ってちょっと芝居にチグハグな感じが出て来た。
集中力がぷつんと切れた感じである。
以前稽古を見に行った時に感じた良くない癖が目立って見えて来た感じである。
そしてなんと言っても残念だったのがクライマックスシーンで伝わって欲しい気持ちが伝わり切らなかった部分がおしい。
もっとおおきな気持ちのヤマを見せてくれると、その前のシーンがどんなに良くなくても、全てを持っていけるだけの感動があったのに、と、とても惜しい芝居だった。

公演終了後主宰で演出のTurumiさんとお話をする時間があった。
その時に芝居の感想を求められて、そんな話をした。
その時とった演出さんの行動がオイラにはたまらなく新鮮だったし真似できないことだなあと思った。
オイラ達が話してここはこういうふうがいいよなあ、といったことで思い当たる節があることを、その場で携帯電話で各役者に連絡をとりはじめた。
いろんな意見はあるとは思うが、オイラにとってはその姿勢が素敵だと思った。

Turumiさんと役者の実年齢が一回りぐらい違う状況なので、いろんなジェネレーションギャップを感じながら劇団をやって来たと思うし、それゆえの苦悩を抱えながら今日の本番を向かえたのだと思う。
でも、この人がいる限りこの劇団は何とか生き残っていけるんじゃないだろうかと思わせた夜だった。


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