兼松孝行の日々つれづれ

2002年02月11日(月) 本番二日目!そしてバラシ

本番2日目。
昨日初日で今日が一気に千秋楽。
ほんとは一週間くらい公演が出来ると、もっともっと質が上がっていくし劇団の力も付いていくと思う。
でも、社会人劇団は仕事があって初めて芝居が出来るという状況なので、なかなかそうはいかない。

今日の出来もまずまず。
オイラ自身はお客さんを前にした緊張感という、本番でしか体験できない新たな自意識との戦いでもあった。
稽古どおりの動きや台詞が思いどおりに出せなかったり、出番が芝居中盤からなので、そういう意味でお客さんの前にでた時には、芝居自体が本番とは違う雰囲気になっていたりして、空気をつかむのに一苦労したりして、ある意味難しい役どころだったと思う。
お客さんのアンケートに浮いてるように見えたり、流れをつかみ切れていなかったと書かれたのはその所為なんだろうなあ。
こういうところをそつなくこなせるようになれば「上手い役者」と言われるようになるんだろう。
今後役者をしていく上での課題だ。
全体的には質の良い演劇発表会といった感じの出来で、もっとシーン一つ一つが一本の糸でつながっていかなければいけないし、役者の気持ちもシーン毎に前のシーンを背負って作っていかなければいけないと思った。
全体的に荒削りな芝居になってしまったように思う。
でも、今の劇団はそこまでやるのが精一杯という現状ではあると思うし、お客さんの前に出すためにはその方向でつくって行かざるを得なくなっていたように感じる。
本番は実力以上のものは出せないけど、お客さんという第2の出演者の介入で成長していくもんだと改めて思った。
物語は他者の介入によって始まるわけだけど、改めてそのことを実感した次第だ。

バラシの方は、今まで二日間でやっていた作業を一日のうちにやってしまわなくてはいけなかったので、そう意味で結構大変であった。
いろんな劇団員に苦労をかけたと思うし、つらい思いをさせたと思う。
でも、そうしなければ物事は進んでいかないし、それを覚悟しなければ出来ない状況だったとも思う。
本番用のビデオの中に密かにバラシ後の閑散としたシーンを付け足しておいた。

バラシが終わった後に毎回思うのは、本番というのは夢のなかでの出来事なんじゃないかと思う。
そしてまた新しい夢に世界に向かって新しい芝居をつくっていければと思う。

打ち上げは既に緊張感も何もなくただ抜け殻が酔っぱらっているだけのようなそんな状態だった。

見に来てくれたお客さん、本当にありがとうございます。


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