兼松孝行の日々つれづれ

2001年12月04日(火) 日々つれづれ

オイラの同級生がコンビニ強盗で捕まったというニュースを何日か前に見た。
そいつはスポーツ万能で体も大きかった。
難点といえば、自分の出し方に不器用なところがあったと思う。
でも、素直なやつだった。

オイラはニュースを見た瞬間、彼がどんな思いで今まで過ごしてきたのか、何故強盗をするまでに至ってしまったのか、そんなことを考えていた。
周りは「遊ぶ金ほしさ」だろうというものの、わざわざ強盗までして遊ぶための金を奪おうとするだろうか?
「遊ぶ金ほしさ」と一刀両断に判断してしまう周りも周りだとおもう。
もちろんオイラが何か犯罪行為をしでかしたとして、とてもせっぱ詰まった状況であたっとしても、きっと「遊ぶ金ほしさ」とか言われちゃうんだろうけど。

で、本筋に話を戻すと、彼の生活自体は高校を卒業してから一切知る由もなかった。
そして、こうして新聞の伝えるところによって、彼の生活の大きなターニングポイントを知ることになった。
そのことによってオイラの人生が変わることはないだろうけど、なんだか切ない気持ちになった。
同時に襲われたコンビニ店員の17才の女の子の恐怖も想像を絶する。
彼女はこの先いろんなところで普通なら感じない恐怖におびえながら生活しなければならなくなる。
それもまた切ない。

そして強盗をしてしまった彼を、そこまで追いつめた環境を思うとまた切ない。


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