兼松孝行の日々つれづれ

2001年11月19日(月) 掲示板&稽古&めでたし!

ふと、子どもと一緒にテレビを見ていたら駅には掲示板があると言うことをやっていた。
そういえばオイラは昔駅の目の前に住んでいて、大学に通学する時によく掲示板を眺めてから通っていたことを思い出す。
しかし眺めていてもいつも書いてあることは、駅での忘れ物が書いてあるばかり。
もちろん時々
「○○、怒ってないから帰ってこい。」
「××で待つ」
というのもあった。
最近は携帯電話の普及で殆ど利用されなくなったんだそうな。
それを見ながら、駅の掲示板にオイラが謎の人物として登場し、
「バーコード頭のおやじの写真をとってバーコードで読んでみろ」
とか
「エビがタイしょって来る格好で横断歩道をあるけ」
とか
ショーもないことを書いて、それにシンパシーを感じてくれる人を集めて秘密結社を作ると言うショーもない空想をしたりした。

さて、今日も稽古。
いつもの時間に来るはずの演出がなかなかこなくて演出助手も欠席。
膠着状態が続く。
その間にオイラはホワイトボードとにらめっこして演出に出された宿題の場面を完成させるべくコマを動かしていた。
そしてちょうど演出がやって来た時に、構想は完成した。
あとは役者がオイラが想像したスピードで動いてくれるかどうかにかかっている。
みんな!動いてね!
で、稽古はしばらく代役をやる。
その後オイラが代役をやっていた役者がやって来たので、今までやって来た場面をさらりと流す。
その中で、またもいろいろな発見があった。
自分の癖、他人の癖、台本の読み違え、出来てる役者、出来てるつもりの役者、出来てないつもりの役者等々。

役者に限定して芝居に関わると、演出の時には分からなかった部分が分かるようになって来てなかなかたのしい。
で、思ったのは、演出は結構役者と対話をしてるつもりだけど、実は役者から見るとただの講釈垂れに見えてしまう瞬間がある。
そしてかく言う自分も思い起こせばそうだったのかなあ、とふと思う。

稽古後今日は飲み会に行かず。
で、家でおとなしくしてたかと言うとそうではなくて、休団中の劇団員がうちにやって来て、その人所有の音響機材の引き渡し。
そして、ちょいと今問題になっていることについてディスカッションしてみたりする。
小耳に挟んだ段階ではちょっとした行き違いの話だと思っていたが、実は結構深刻な話だ。
お互い反省したり困ったり愚痴ったりで、今頭を抱え中。

全然話は変わって、オイラの友達に彼女がいることが発覚!
どうも数年前から付き合っていたようだ。
そいつは昔から結構ばれる嘘をつくやつなのだが、こればっかりは今の今までやられたって感じ。
で、今思うと過去に不自然だなあと思ったことの全てが一本の意図(糸)で結びつく。
まあ、でも余計な詮索は別にして、めでたしめでたしと言ったところか。


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