兼松孝行の日々つれづれ

2001年10月27日(土) 噂の罪

今日は劇団員がどこかで飲んでいる。
劇団員のあいつとあいつが付き合っている。
あいつは俺のことが嫌いだ。
昨日の飲み会であいつがお前のこんな悪口を言っていた。

今日は劇団員がどこかで飲んでいるらしい。
劇団員のあいつとあいつが付き合っているらしい。
あいつは俺のことが嫌いらしい。
昨日の飲み会でみんながお前のこんな悪口を言っていたらしい。

読んでのごとく、上段が事実の羅列、下段が噂の羅列。

様々な場面で様々な立場でいろんな話を聞くが、事実が一番気が落ち着く。
もちろんその事実がとても痛い時がある。
絶望が目の前に立ちふさがることもある。
痛いけど、向き合い方もおのずと決まって来る。

噂話の方がより痛い。
噂は受け止める人の想像の中で大きく膨らんで行く。
そして噂を完璧なものにする。
しかしそこに事実は存在しない。
そして、消耗が始まる。

悪意の噂はもちろんのこと、善意の噂、そして無意識の噂も同じである。

噂話しは罪だ。


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