| 2001年09月23日(日) |
フォーティンブラス/扉座 |
「フォーティンブラス」扉座 扶桑公演 病み上がりの中芝居を見た。
横内謙介率いる扉座が「ハムレット」と「フォーティンブラス」を同時に2本立てでやるという意欲的な試みの一本。
この芝居は演出家も普通この高さで舞台は見ないであろう視点の高さで舞台を見た。 その名も最前列!
見たまんまの感想でいえば、釈然としない。 何が釈然としないかといえば、脚本家が愛情を注いだ役者と、演出家が愛情を注いだ役者が、物語が違ってしまって、言葉は悪いけど。現場で交通整理されないまま脚本家の物語に演出家のエゴがのっかってしまったように見えた。
役者はみんな素敵な人たちばかりで、想像力も豊かで、世界もちゃんともっててアンサンブルもよくって、役者に対しては何も不満はなかった。 役者の世界観についても何も不満はないし、物語は整然に進んでいるように見えたし、むしろ楽しい時間が多かった。
だから、そこがとても残念だった。
終演後は懇親会で扉座主宰の横内さん始め様々な方とお話できて、いろんな話ができたしいろんなことで触発されたし、同時に痛いなあと思うこともあった。
普段は公演後劇団員と反省会と称して飲み会をやるんだけど、残念ながら病み上がり故辞退せざるをえなかった。 あ−残念。
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