中国のお正月、春節。 旧暦の1月1日で、日本人にとっての元旦にあたります。
今年は1/22で、その時期前後には、みんな故郷へ戻り、 春節を過ごします。
この時期は、み〜んな何らかの手段でお家に帰ります。
主な手段は、電車。
という訳で、電車による民族大移動が繰り広げられます。 日本でも同様でありますが、何せ人口が日本の10倍の中国。
切符の争奪戦は激しいです。
と言うものの、オンライン化が進み、また手数料を払えば 旅行社でも押さえることが出来るようになったので、以前よりは そのすさまじさはマシしになったそうですが。
しかし、旅行社であれ、代行業者であれ、割り当てられている切符は一部。 そして駅で購入すれば高い手数料がいらないため、 多くの人は駅で購入します。
切符は10日前より発売となるもの、4日前より発売となるものがあり、 これが日本と違う所なのですが、 基本的に「その駅で出発する切符はその駅でしか買えない」のです。
要するに、行きの切符は買えても、帰りの切符はその現地の駅でないと、買えない。しかも4日前(便によっては10日前)からしか売らないため、 切符の調達は日本に比べてとんでもなく、不便です。
私と友人Kちゃんが行こうとしている場所は、以前から行きたいと思っていた 場所で、偶然同じ学校の日本人学科の女の子の故郷。 私の一番の仲良しの子の実家にも近いということもあり、 現地人ガイド(?)付きで観光出来ることになりました。
さらにその友人がなぜかコネがあり、(さすがコネ社会中国…)現地から北京の電車は切符が早くも押さえることが出来ているのですが、 北京から現地までの切符は自力で押さえねばなりません。
いろいろな理由で、4日まえ発売どん!で切符を買わねばならなくなった私たち。 宿も予約した、帰りの切符も手に入っている、 これで行きの切符が手に入らねばどうなるか。
発売前日。私は実はこの日が発売日だと思いこみ(笑) 昼ごろ大慌てで、切符かわなきゃ〜と出かけました。
まず、学校の近くにある、手数料5元で切符を押さえてくれるお店。 「ないよ。今時期買いにくいからね〜」 「駅に行ったらあるかもよ。駅は24時間窓口が開いていてずっと切符を 売ってるからね。本当にほしいなら並んで買わなきゃ買えないよ」 と軽くあしらわれる。 ありゃ、と焦り始める。あわてて車に乗り込み駅へ。
北京の大きな駅には、外国人専用切符販売窓口があり、現地の人々よりはるか簡単に切符を買うことが出来るため、その場所へ行きました。 まず、北京西駅。一般の切符売り場に並ぶ人、人、人…を見て唖然。 こんなの、並べないよ…何時間かかるんだ、これ。
そして外国人窓口を探して構内へ。 実際はある待合室の中に有るようでしたがその時は見つけられず、 あ、北京駅の売り場は知っている!とバスで北京駅へ。
北京の駅は、西駅が一番の規模。なので、北京駅で切符を求める人は 西駅よりも少ないけれど、それでも大勢が並んでいます。 大急ぎで外国人専用窓口へ行って、切符購入を申し出みました。 「この日の切符は、明日発売だよ。前日の切符は、一番わるい硬座しかないよ」 あ、発売はあしただったのか…(ほっ)。 勘違いに少し安心しながらも、お昼過ぎ(12時半頃)で既に寝台が売り切れ、 硬いいすに座り続けないと行けない一番安い席しか残っていないとすれば、 これは早く切符を手に入れないとダメかも…
そこで、思い出したのが、「24時間営業」。 もしかして、4日前の午前零時に解禁になるのか…!?
ということは、早く買いに行かなきゃ、売り切れちゃうよ。 という訳で、同行するKちゃんを有無を言わせず伴って、 夜の0時に駅へ買いに行く事にしました。
安全のことも考えて、タクシーでとばしてすぐ駅へ。 すると、やはり窓口に人が大勢並んでいました。 若い人やおじさん、おばさんなど、大勢ウロウロしていて、それほど 危なそうではありません。
私はネットで「外国人窓口は24時間営業」という情報をゲットしていたので、 余裕で「大変そう〜」などと言いながら、外国人窓口へ。
…しかしっ、しまってます(汗)
よく見ると、11時から5時半まで休みです… え〜24時間って聞いたのに!と近くの職員に聞いても、 「この時期外はずっと開いてるけど、中は違うよ」といわれてしまう。 さて、どうするか。 5:30まで待つか。それとも出直すか。それとも、外で並んで買うか。 外の窓口の人を見ると、窓口が複数開いているためか、これなら 少し並んだら買えそうな感じに見えました。 なので、頑張って中国人に混ざって切符を購入することを決意。
並びます。 戦争状態であった以前とは違って、みんな整然と並んでいます。 すると、横の窓口のお姉ちゃんが、「はい、おわり〜」と言って、 沢山の人が並んでいるにもかかわらず、窓口を閉めてしまいました。 「げげ!運悪いなぁあの人たち」と笑いながら話していたら、 なんと、私達の並んでいる窓口もあっさりと閉まってしまいました…
おいおい、あと数人だったのにぃ(涙)
え〜信じられヘン!と文句を言いながらも、仕方ないので もう一度並び直します。 さっきの並び始めより更に後に成ってしまいました。
それから一時間半、さむ〜いさむ〜い夜中の北京駅で、待ちました、待ちました。 時間が過ぎると共に、沢山開いていた窓口が、私たちが並んでいる窓口を 含め、2つだけになりました。 すると、やはりいろいろな人があのてこの手で楽しようとしてきます。
さりげな〜い横はいりするほそい笑いのおばさんや、 かわいい顔してちゃっかり前に入り込もうとする姉ちゃんなどを 「並べ、並べ〜!!!」と怒りつつ、 前に並んでいる「ノースフェイス」と書いたジャケットの兄ちゃんの 後は絶対譲らないぜ!と誓いつつ、何とか場所を死守しました。
それにしても、警察の兄ちゃんはたま〜にたばこをくわえながら やってきたかと思うと、 横入りのおじちゃんを引きずり出したり、蹴飛ばしたり、 まぁそりゃ当然外に出すのは良いのですが、そのやりかたの荒っぽいこと、 荒っぽいこと。 しかし、寒いからか、すぐいなくなってしまいます。
いなくなると、またわらわら〜っと虫のように窓口に横はいりの人が 張り付いてきます。
並んでいる人が切符を買うために話している横から、 「○○ある!?」などと大声で。 しかも、ちゃんと並んでいる人たちは、あまりひどい横はいりだと 怒るのですが、私たちに比べて、全然穏やか。 それよりも割り込まれないように、事を荒立てないように さっさと自分の切符を手に入れることに集中している様子。
横はいりの人の中には、並んでから「ない」と言われるのが嫌なので あるかどうか聞きたい人も含まれています。 というか、そんな人が窓口に10人20人と溜まっているので、 列が全然進まない…ああ進まない。
駅の人も警察の人も、全然列の整理もなにもしないし(乱暴なあの人がたまにくるだけ)
効率が「最悪」なわけです。
やっと私達の番が回ってきても、口々に切符窓口にどどどどっと横はいり が押し寄せて来ます。 わたしと友人は「あんたら割り込むな〜!この人たち割り込み!」と 窓口を死守しつつ、叫びつつ、こんな事も有ろうかと 「電車名、時間、行き先、席の種類、枚数」を書いていた紙を窓口に 強引に押し込み押し込み、ようやく切符を手にしたのでした… (これだけ並んで「ない」と言われたらどうしようと思った…)
寒空の中に、一時間半強。 まだ、昼間よりマシなのかもしれませんが、それでも寒さでぶるぶる状態。
さっさとタクシーで学校に戻りました。 ああ、疲れた…けど、ようやく旅行へ行けることになりました。 あ〜うれしや
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