小春ちゃんと言えば・・・ - 2002年11月07日(木) ※この日記はごく稀に?管理人の妄想で構築されることがあります。 以下の物語は11月6日の日記の続きです。 因みにこの話は当サイトに置いてあるSS『甘い罠』と対になっています。 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 ダダダダダッともの凄い剣幕で討ち入った犬夜叉の予想に反して、リビングには穏やかな雰囲気が漂っていた。 柔らかなコーヒーの香りが鼻をくすぐり、テーブルの上にはケーキが二個置かれていた。 「さっきはごめんなさいね、折角持ってきてくれたケーキ、惣一郎さんに食べられちゃって・・・」 「あ・・え?・・い、いや・・そんな・・・」 “食べられちゃった”じゃなくて“食べさせた”んだろうがっ・・と心の中で毒づくが、結局は小春の笑顔に負けた形だ。さすが弥勒妹。 「さっき別に新しいのを買ってきたから、一緒にどうかと思って・・・」 小春はそう言いながら、否応なく犬夜叉の前にコーヒーカップを置いた。 「まったく、折角遊びに来てくれたのに、お兄ちゃんてばお友達のこと放ったらかしてまた仕事なんだから・・・あ、でも心配しないで?私がちゃんと相手してあげるから♪洗濯も終わったことだし」 言葉に妙な抑揚がついているように聞こえるのは気のせいか? それと、小春の後ろの窓から男物のパンツが10枚ほどこれ見よがしにぴらぴらと風に靡いているように見えるのは気のせいか? 犬夜叉はげっそりしながらコーヒーカップを手にするが、小春の口はそう簡単には塞がらない。 「それにしても、こんな天気の良い土曜日にわざわざむさ苦しい男友達のウチに遊びに来るなんて・・・カノジョが怒るんじゃないの?」 「・・カノジョなんて居ないよ・・・」 「えええ?本当?こんなにカッコイイのにぃ???」 「え?カッコイイことなんかないよ」 「うーん、でも確かに犬夜叉サンはカッコイイというより、色っぽくてカワイイ美男子って感じよねぇ♪」 ほっといてくれ。 犬夜叉は一瞬ムッとしてコーヒーカップに口をつけた。 「ねえ!案外犬夜叉サンがウチのお兄ちゃんのカノジョだったりしてねッ!?」 ブーーーーーーーッ!!! (注:コーヒー from 犬夜叉の口) 「こ、小春ちゃん、面白い冗談だね、ア・・アハハハハ・・・・・(泣)」 頬をぴくぴくと引き攣らせながら犬夜叉はテーブルに広がったコーヒーの海を布巾で拭う。 「小春ちゃんこそ、す、好きな人とかいるんじゃないのかな?」 さり気なく話題転換。のつもりだったが・・・ 「私?私はお兄ちゃんさえ居ればそれでいいのv」 逆効果だった。 「あはははは、兄妹仲が良くていいねえ・・・」 犬夜叉も負けじと反撃する。 「ええ、そうなの。すごく可愛がってもらってるから。血の繋がってない兄妹なのにこんなに仲が良いって珍しいでしょう?」 「え?・・今何て???」 「あら知らなかった?私とお兄ちゃんって、それぞれの親の連れ子なの。両親の再婚で形式上兄妹になっただけ」 勝ち誇ったように衝撃の事実を告げる小春に、犬夜叉は頭がクラクラしてきた。 「だから私、その気になればお兄ちゃんの子供だって産めるのよ?」 「!!!!!」 「弥勒ーーーーーッ!!」 書斎のドアを乱暴に開ける犬夜叉。 「お前ってヤツはッ・・・仮にも兄妹だと言うのに、妹の子供を産むつもりかぁぁぁ!!?」 「は?」 メガネをかけてパソ画面を睨んでいた弥勒は、混乱の果てに自分でも何を言っているか判らないであろう犬夜叉へと振り向いた。 誰が産むんだ、誰が。 「聞いてないぞっ俺は!お前が小春ちゃんと結婚するなんてっ!!!」 くだらんとばかりに、弥勒は再びパソコンへと向き直ると煙草に火をつける。 「うるさいから静かにしろ」 「ひ、ひどい・・弥勒・・俺とのことは全部遊びだったんだね・・・(めそめそ)」 次の瞬間、チッという軽い舌打ちの音が聞こえたかと思うと、肩を掴まれ、身体をぐいっと壁に押さえつけられていた。 眼鏡を取った弥勒の顔が目の前にあり、かなりご機嫌斜めの表情。 「うるせぇっつってんだろ?」 だって―――― と、反論しようとして出しかけた言葉が弥勒の口に吸い込まれた。 ごめん、まだ続くみたいです(汗)。 16:52。 ...
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