討ち入りじゃ討ち入りじゃー。 - 2002年11月06日(水) ※この日記はごく稀に?管理人の妄想で構築されることがあります。 以下の物語は11月3日の日記の続きです。 因みにこの話は当サイトに置いてあるSS『甘い罠』と対になっています。 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 「悪い犬夜叉・・・急に助っ人頼まれちまった」 え?・・・と、犬夜叉が心許なさそうにしょぼくれた目を向けると、弥勒は電話の内容を説明した。 職場の同僚が突然風邪で寝込んでしまったため、明日に上げなくてはならない原稿がまだ大量に手付かずのままになっていたのだ。 弥勒は書斎に入るとパソコンの前に座り、すぐにメールチェック。添付ファイルで送られてきた資料や原稿に関する要項に目を通した。 「ゴメン犬夜叉・・・」 「な、なんだよ?」 「今夜泊まってくだろ?」 「・・・・・・」 嫌な予感。 「夜までかかりそう」 やっぱり・・・。 「別に、俺が居たって、何手伝えるわけじゃないし・・・どーせ邪魔になるだけじゃねえの?・・・それに・・・」 不意に視線を外す犬夜叉。 「それに?」 「それに、お前のあのブラコン妹が丁重にお世話して下さるんだろう?俺なんか出る幕無いっつうの!」 たっぷり嫌味を込めて言ったはずだったが、弥勒はたじろぐことなく反って視線を硬くし、犬夜叉を見つめ返してくる。 「お前は俺の妹じゃないだろう?」 「え・・そ、そりゃぁ・・・」 「お前は俺の何だ?」 「っ・・・」 普段アホみたいなことしか言わないくせに、弥勒はそのインテリ顔に真面目な表情を浮かべると正に天下無敵だった。実にキタナイ(笑)。 「ただそこに居てくれることに意味があるんだ、俺にとっては・・・」 この手口でヤられるんだ毎度毎度・・と判っていつつも、「居てくれることに意味がある」という口説き文句はいつの間にか頭の中で→→→「お前が居てくれないと俺は何もできない」→→→「お前さえ居れば他に何も要らない」などと言う殺し文句に自動変換されて胸が勝手に熱くなり、「居てくれることに一体ナニの意味があるのか」などということはこの際全く気にしない犬夜叉だった。 「弥勒ぅ・・・」 嗚呼やっと弥勒とラブラブだぁ〜〜♪と、犬夜叉はお姫様気分で目を閉じた。 「犬夜叉・・・」 「弥勒・・・」 「犬夜叉?」 「弥勒・・・」 「いや、犬夜叉?」 「だから何なんだよっ、キスするんならさっさとやりやがれ!!」 気の短いお姫様である。 「まずいな・・・」 「へ?」 弥勒の様子に気づき、犬夜叉がその視線を辿り背後を振り向くと・・・ 「ばうばうばうばうばうばうぅっvvv」 「うわぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜」 「お前、よっぽど惣一郎さんに気に入られたんだな・・・心からお悔やみ申し上げるよ」 「て!お悔やみ申し上げてる場合かっ!助けろよ!!・・ちゅうか、お願いだから助けてぇ〜〜(泣)」 「ばうばうばうばうばう〜〜ん♪」 またもや犬夜叉を押し倒し、妙な動き(笑)を見せ始める惣一郎さん。 そうして一頻り盛り上がった?ところで、「惣一郎さーーーん」とリビングの方から呼ぶ小春の声に惣一郎さんはやっと退散した。 「うぉ〜ぬぉ〜るぇ〜〜妹ぉ〜〜!!!人の恋路を邪魔する奴は天誅じゃあああ!!!(ぜーはーぜーはー)」 怒髪天を衝く勢いでリビングに討ち入らんとする犬夜叉を、弥勒はどこ吹く風で見送り、早速キーボードをパタパタと打ち始めていた。 つづくらしい。 14:38。 ...
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