手帳[Note]

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亡き同僚に捧げる 2004年06月02日(水)

3月まで同じ部にいた同僚でもあり、先輩である社員が6月1日になくなった。
5月中旬に会社で倒れ入院していた。
元気な姿で戻ってくると信じていた。
また、状態がわからず見舞いにも行かずにいた。
その同僚が死んだ。
41歳だった。

システムのことやデジタル機器のことなど詳しくて結構話の通じる数少ない同僚だった。仕事でも結構頼れるアニキのようなひとだった。
とても残念だ。

こうして亡くなってみるとだいぶ無理をしていたのかもしれない。
心労がたまっていたのかもしれない。

そして、お通夜に行き、彼のお姉さんに会った。
話を聞いて驚いた。

一時は回復に向かっていたというのだ。

なんていうことだ!
それなのに、見舞いにも行ってあげられなかった。
後悔先に立たず。
倒れて病と闘っている時に励ましてもあげられなかった。

なんて俺は冷たい人間なんだろう。

同じ失敗を二度と繰り返すまい。二度と。

回復に向かっていたが、40度近い高熱により心臓に負担がかかりそのまま逝かれたということだった。6月1日の午前5時。
前日の昼間がとても暑く、夕方から雨が降り出し涼しくなった。だからその日の朝はとても肌寒かった。気温の変化が激しい一日だった。そんな朝に闘いむなしくこの世から彼は去っていった。

死に顔はとても穏やかで寝ているようだった。

おい!目を覚ましてくれ!まだ逝くのは早いんだよ!

と、声をかければ今でも起き出しそうだった。いまだに信じることができない。
あまりにも突然で、あまりにも早く逝ってしまった。そんなことってあるか。
会社には彼の痕跡がいたるところに残っている。そのひとつひとつを眺めながら彼との思い出を大事に大事に心にしまって置きたいと思う。

心より彼のご冥福をお祈りいたします。



通夜は本当に味気ないものだった。
お坊さんのお経は有り難いものなのかもしれないが、参席者には何の意味かもわからない。こんなわけのわからないお経を聞かされるよりは、お姉さんや親族の方、会社の同僚から彼がどう育ってきたか、どう生きてきたのかを聞きたかった。親族を代表しての話もなかった。
ほんとうに寂しい、味気ないお通夜だった。

本当に残念でならない。
こんな終わり方で本当にいいのか。
冥福を祈りながらも、彼に心残りはなかったのかもっとやりたいことがあっただろうにと思うと本当にやりきれない気持ちになる。

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