進歩しているのは、頭に来たからと言ってすぐに大脱走しなくなったことだ
一昔前なら、貴重品持ってすぐに家出して、たとえ後ろ髪惹かれてもそのままさようなら それが普通だった 断ち難き思いもありながら、それでもやはりそうしていた なぜならそれは、私にとっての危機だったからだ
そして、そんな事になる前には必ずきつい口調で訴えているのだ 何回も それなのに聞き流している側にも問題はある そうやっておざなりにされたという記憶は、深い悲しみや怒りの感情とともに記憶される そして、やはりその相手といる事によって繰り返し繰り返し脳裏に刻み付けられる これ以上ない傷を負った上に、それを何度も何度も繰り返し思い出させられるのだ それは拷問と呼ぶのではないか それが頭に浮かぶから、その危機から自分を救う為に脱出するのだ きっと、他の色んな人もそうなのだと思う きっと、男性よりもそれは女性に多い 一つの出来事を見ても、それを受け取るときの情報処理に働く脳の部分が違うからだ
ややもすれば繊細と表される私 いつでも逃げられる場所をやはり作っておかねばなるまい そのために必要なのは、お金だ
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