家族を守る為に自分の若い頃を費やし、やっと自由の身になれて 実家に帰って30過ぎて1から出直し 「自分で決めた事」「自分で選んだ道」と長い間自分に言い聞かせながらやってきた けれど、心にあったのだ家族を恨む気持ちが 常識で考えれば当たり前だし、親がおかしいと同級生の親は口をそろえて言ってくれているのがワタシへの救いになっている
どこかで耐え忍んで家族を守ったワタシがいた だから、そんなワタシを家族が普通に迎え入れる事は至極当然の事のハズだった しかし、現実はそうではなかった 親の八つ当たりや分刻みに変わる小言や愚痴、家族外への超越した嘘は変わる事なく 兄弟の怠惰な癖も変わる事はなかった ワタシからしてみると、柱を追い込むような恐ろしい事をやっておきながら今が大変だと不機嫌でいるのはおかしい 柱が消えればどうなるか容易に想像がつく 何も知らないでいる祖母を最近いたわる気持ちが少なくなってきた すべての原因がそこにある事に気づいてしまったからだ
家族を恨み、憎むのはそれだけ執着がある証拠 ワタシは人生でも貴重な時間を犠牲にした事をせめて認められたかったのだろう 人らしからぬものにそれを求めた自分が愚かしいと冷笑する しかし、就職時に兄弟の病気の事で辛らつな突っ込みを受けた時は困った また家族が原因で好きな道を閉ざされるのかと、 結局何度も足を運んでワタシを知ってもらうしかなかった 家族に憎しみのはてに害を与える人の気持ちもわからいでもない 何かを成し遂げようとする時、それが結婚であれ、社会的成功であれことごとく邪魔しかしてこなかった家族 そして邪魔している事にも気づかない無神経さを持つ家族 そんなものが家族とは言えないと友人が口にした ワタシも今ではそう思う 遠くに就職すると感づいた今、猫なで声や手紙で色々機嫌を取ってくる 小細工は通用しないので、ほっといてもらいたい 無心しても、もう知らない
頼むから親戚に迷惑はかけないように祈るばかりである ワタシは自分の体と年齢をかかえて生きるのに精一杯なのだ
血の繋がった家族がいるからと言って、それが他人のうらやむものとは限らないという例だ
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