随分と久しぶりにカメラをクローゼットから取り出し、準備した久しぶりにシャッターを切る手にこだまするシャッターの振動ファインダーをのぞく間は周りの音もまったくもって消えた騒々しい声援やざわめきさえも普段いらつくほどに耳障りなのにそこにはただ動く被写体だけがあり、そこにはそれをとらえようとする自分の時間があるのみだった