THOKOの日々

2004年07月25日(日) もてなし

昼、お弁当を食べていた
受付のほうの仕事をしている2歳年上の先輩が絵画を習っているそうでその話を聞いていた
絵を書くよりも先生にすごく憧れてそこに居るのが楽しいと言っていた
その憧れの先生がお茶を皆にもてなしてくれるが、最初は恐縮して気を使っていたそうだ
けれど先生はここではこれが当たり前だから遠慮しないでいいのよと言われて
こういうのが普通な人になりたいと思ったのだそうだ


彼女は非常に向上心旺盛ではある
私の弁当箱をついでに洗おうとしてくれたりする
けれど、私は自分の事は自分でしたいのでそういう気遣いは疲れるのだ
お茶にしてもそうだ
彼女はほぼ毎日紅茶を入れてくれたりコーヒーを入れてくれたりするが
私はコーヒーは一番飲まない種類の飲み物である
今日質の良い紅茶を飲みたくて新しい紅茶を買って入れて飲んでみた
しかし、私の好みではなかった
感想を聞くべく回りにも配ってみた
店長がその時にいつも紅茶入れてくれるんだけど実は紅茶って苦手なんだよなーとぽろっともらした
そうなのだ
彼女はもてなしができてないのだ
なおかつ相手の好みを知る事もできていないのだ
相手が好まないものを提供する事はもてなしではなく親切の押し付けでしかない
彼女はそれに気づいていないのだ
芸術家とはそういったものが鍛えられにくいとは思う
一つの道を追求していくのだから別段すべてに秀でている必要もないとは思うが

東京に居た時の友達は私の好みを知ってからなおかつお茶系ならこういう種類のお茶葉があるけどどれがいい?などと常に聞いてからもてなしてくれた
そう、もてなしとは相手の好みに合ったものを抜群のタイミングで提供できること
冷え切った体の訪問者に冷えひえのお茶を出すのがもてなしと言えるだろうか
極端だがそういう事と同じなのだ


とりあえず、店長が気の毒なので言葉を選んで彼女にはそれとなく知らせてあげようとは思う


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