紅い猫の落とす影
生きた記録夕方明け方


2006年05月10日(水) 僕だけのモノ






小さい頃は

自転車だってオモチャだって

ねだってねだって

やっと買ってもらえた

ねだってもねだっても

買ってもらえないことだってあった

買ってもらった時は嬉しくて

汚したくなくて慎重に使った

ずっとずっとそばに置いておきたかった


今は何でも自由に買うことが出来て

どんどん増えていく

「僕だけのモノ」

それと同時に薄れていく

「僕だけのモノ」の価値


欲しいモノを

欲しいと思った瞬間に買うことができる喜びも

いつの間にか忘れてしまったな


「僕だけのモノ」

あのときみたいに

もっと大切出来たらな






傀儡

My追加