紅い猫の落とす影
生きた記録夕方明け方


2006年05月08日(月) 依存







誰にでもある裏の顔

優しいフリして近づいて

在り来たりな言葉をかけてあげる


警戒しながら少しずつ裏の顔を見せていく

心の中で笑いながら

馬鹿にしながら

「大丈夫だよ」

「力になってあげる」

と囁いてあげる


簡単に信用されて

自ら裏の顔を見せはじめ

優しい言葉を求めてくる

今度は突き放して冷たくあしらう

優しくもない

何もしてあげないのに

そばに居てほしいと懇願する

だから

しょうがなくそばに居てあげる


<繰り返し>




人は弱い

何かに依存しなければ

存在価値を見いだせない


依存されることに依存している






傀儡

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