日だまりに咲く

2007年01月24日(水) 子に育てられ親になる

サトが10歳になりました♪

最近ちょっと運動不足だし、なんて布団の上で足を高く上げて
ペダルを漕ぐ様にバタバタしていた20代前半。
突然の思わぬ腹痛に言葉も出ず顔をしかめたあの時、
おそらくお腹に宿っていたんだろうなぁ・・・
「僕がいるよ、気がついて!無茶しないで」と
サインを送ってくれていたのかな。
なんて、今思い返してみたりするのです。

出産するまでツワリと口の不味さに苦しんだ妊娠期。
必死すぎて肩の力も抜けないままの育児ストレスの中
たぶん半ノイローゼ状態だった新米ママの頃。
それでも一生懸命子供と向き合ってた私。
余裕がなくてキリキリしていた私が
「そんなに頑張らなくても子供はちゃんと大きくなるのよ。
 気楽に気楽に、リラックスしてね」と
初めて心に届く同じ目線で励ましを貰えたあの日から・・・
なんとなくリズムが掴めて来た頃、
子育て3年目にして二人目の妊娠、そして出産。
余裕が出来たはずなのに、やっぱりいっぱいいっぱいで
今度は下の子ばかりを気にかけて
サトに目を向けてあげられる余裕がなかった自分。
「お母さん、もっとサトくんとの時間を作ってあげて下さいね」
小学校の担任の先生に言われハッとした直後の
サトの交通事故による入院。
向き合う時間の大切さ、子供の目線に下りる余裕、
生きていることの有難さ、大切な命。
まだたった7歳の子供に、私はなんて冷たかったんだろう。
下の子が生まれたことで何年もの間見失ってたサトとの距離。
言葉の押し付けこそしなかったけれど
表情で、態度で、仕草で・・・私は何度となく彼を拒んでいた気がする。
そこからちょっとずつ軌道修正しながらの子育てで今がある。

少しずつ、少しずつ、実感していく子育て。
反省と迷いを繰り返しながら、子と共に成長していく母親としての自分。

大切なことが何なのか。親としてどうあるべきか。
子供とどう向き合うべきか。愛情とはどんなものなのか。
「子育て」とは言うけれど、子供を育ててるんじゃない。
子供に育てられてるんだ。

サトが10歳になった今日、私はお母さん11年生になった。

サトシ、お誕生日おめでとう!
私達を親として選んでくれてありがとう!
初めてこの腕に抱いた感動は今も胸にしっかり刻んであります。
至らない点も多々あったけれど、大変ながらも
本当に楽しく幸せな10年間でした。
サトシが私達のもとに来てくれたお陰で得られた幸せがいっぱいあります。
こんなに愛にあふれた幸せをありがとう!
嬉しそうに楽しそうにしている、笑顔・笑い声。数々の思い出。
そして、これからもっともっとたくさんその笑顔を、幸福を、
一緒に育て上げていきましょう。
まだまだこれから、先は長いのよ^^
さっちゃん、私達をどうぞよろしくね♪


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里伽 [MAIL]