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赤岳報告・入山前





8月7日土曜日に、八ヶ岳の赤岳に登ってきました。前日6日の夜に赤岳の登山口、美濃戸から200m程下ったところにある宿に前泊。

日帰り予定なので行動はAM4:00開始というハードさでした。いや、自分で決めたことなのですけれどね。なにせ赤岳の標高は、けっこうそれなりの2,890メートル。

新宿発19:00のあずさに乗り、うなぎ弁当など食しつつ茅野駅迄の2時間ほどを過ごします。途中で大粒の雨が車窓を叩き始め、あら?と思って外を眺めると、稲妻がばりばり光っているのが見えました。大丈夫だろうか、明日のお天気……。
一人の心細さもあり、早くも不安が募ります。

茅野駅に着いてみると、多分明日の一番早いバスを狙うのでしょう。山屋カップルが駅前に銀色マットを引いて夜明かし準備をしているのを目にしました。いいですねそれ。タクシー代も宿代も浮きますね〜と、思わず羨ましくなりますが、朝一番のバスで行っていたのでは日帰りは無理だから、わたし。
ガイドブックによると、一日の歩行時間は10時間弱なんです。

今回は、8月のお盆過ぎに登る穂高の為の練習登山。
適当に鎖場や岩場があって、適当に標高差があって、という条件で探していたところ、ひっかかってきたのが赤岳だったのです。一人で行くということもあり、ある程度人のいる山じゃないと心配だったのですが、赤岳はその点も余裕でクリア。歩行時間が長いのだけが難ですが、この間の北岳に登ったときに、2日目を12時間かけて登って下りた経験が背中を後押ししました。大丈夫、体力的にはいける!!!

タクシーにのりこみ宿泊場所へ向かいます。時間にして30分ほど。暗い夜道を走っていると、山付近は雷がまだごろごろいっていて、時折走る稲光は、山を真横に走っているように見えます。えーと、ものっすごく怖いんですけど。

宿について、入口付近で「こんばんわ〜」と声をかけると、でていらした女将さんに「女の方だったんですか〜」とびっくりされてしまいました。宿の予約はメールでしたのですが、一人ということで、てっきり男性が来るものだと思われていたようです。

明日のお天気を確認すると、やはり午後からはくずれてくるということで、早朝出発を選択して本当に良かった、宿代無駄じゃなかったよーと思いつつお風呂を頂きます。

持参した缶チューハイをあけながら明日の準備を整え、早めにベットに入ったのですが、やっぱりうまく寝つけません。
最後に時刻を確認したのは1:00過ぎくらい。その後は、どうやら少しは眠れていたらしく、何故かザックの中にフライパンやらやかんやらをつめなきゃいけなくて、悪戦苦闘している夢など見てしまいました。

目覚ましが鳴ったのはAM03:20。
手早く朝の支度を済ませ、そっと宿を抜け出します。ヘッドライトで照らしつつ夜道を歩いてゆくと、登山道入口はすぐでした。ここからは1時間ほどの林道歩きです。予定通り、AM04:00、行動開始です。

2004年08月10日(火)
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