Web Sequence

go to BBS







2日目




お散歩中に見つけたお花
タンポポでしょうか?ピンクだけど


「8時から気功体操を行います、トレーニングルームにお集まり下さい」

布団をはねのけ飛び起きるなり、げーっ、あと15分、と思いながら大急ぎで身支度を整えて階下に向かいます。

気功体操は15分ほど。ゆっくりとした滑らかな動きで、体の隅々までのばすのはとても気持ちよかったです。曲が大仰な中国らしいメロディーなのが、笑えましたけど。

この日の朝の空腹レベルですが「腹減った〜!!!」という段階はすでに超えてしまったのか、胃が重たい感じがするものの、べつにつらいという程ではありません。

ビネガー酵母が甘くて美味しく、それを飲むだけでも、結構しのぎやすいのです。あとは、口が寂しくなったらお茶を飲んで、といった感じです。水は、気がついた時にコップ一杯。

この日の理学療法は12:00過ぎからだったので、午前中、少しお散歩に出てみることにしました。この保養所は温泉郷内のとても広い別荘地内にあり、この中をぐるっと歩くだけでも、けっこうな運動量です。

受付で地図をもらい、まずは海岸に向かって歩き始めたのですが、地図の通りに歩いているはずなのに、どうしてつかないのかしら?徒歩10分って書いてあるのに、かれこれ30分は彷徨っているんですけど。なのにまだ、海の気配すら感じられないんですけど…。

道を聞こうにも人通りもなく困っていたところ、向こうの方に、犬を散歩させているご夫婦の姿が見えたので、このチャンス逃すまじと走ってゆき(息が切れた…)道を尋ねました。親切に説明してくださったのですが、え〜と、私、なんだか全然違うところに現在いるんですけど…。

この別荘地内、やたらと道が曲がりくねり、枝道があり、一本間違えるとえらい方向へ行ってしまいます…。やっとの思いで海岸にたどり着き、潮風堪能。徒歩10分なら、体操前の朝のお散歩に丁度いいかなと考えていたのですが、次回、自力でたどり着く自信がありません。やめとこ。



迷っている途中で見つけたあじさいのつぼみ

その後も別荘地内をさまよい歩きましたが、陽光に木々の緑が美しく、写真など撮りながら初夏のお散歩を楽しむことが出来ました。自分では、食べてない割には元気かもと思っていたのですが、写真をとるためにかがみ込み、急に立ち上がったりすると、やはり少しふらつきます。気をつけないといけません。

保養所に戻り、お昼からは理学療法を1時間半ほど。
いろいろあるのですが、基本は、とにかく体を内側から温める。断食をしていると、体って冷えるそうなのです。5〜6種類の機械にかかりましたが、その気持ちよさに殆ど熟睡状態でした。

病院で断食、もしくは道場などで断食、という場合には、断食以外にはけっこう放っておかれる事が多いそうなのですが、(何?頭痛?断食してれば当たり前でしょう、みたいな)こちらの保養所では断食に伴う不快な症状を、この理学療法でとにかく軽減させてくれるので、安心して断食が楽しめます。(←無理矢理ポジティブ)

理学療法のあとは、自然食講座、難しいので名前を忘れてしまいましたが、二人一組で行う、足踏み指圧(?)の講座に参加しました。

自然食講座は、玄米を中心とした食生活への見直しが、いかに大切かということ。現在の食生活は、戦後海外から入ってきたもので、歴史から言うと、わずか数十年で食生活が激変したこと。そしてその食生活は、日本人をはじめとするアジア人にはなじまないのだということ
(一例として西洋人と東洋人の腸の長さの違いが何を意味するのかと言うことを話されました。長くなるので割愛)
などを話されました。

わかる、わかるんですよ。私も玄米ご飯とか雑穀ご飯とか大好きだし、肉と魚、この先一生どちらを食べるか選べ!といわれれば、迷わず魚を選ぶと思います。でもしかし…。

ケンタッキーフライドチキンをこよなく愛している私は一体どうしたら、TVの前でのサッカー観戦にはやっぱドミノピザが一番よね、という私は、一体どうしたらいいでしょう。やめよう、これ以上食べ物のことを考えるのは…。いきなり胃がきゅ〜っと反応を始めてしまいました…。

まぁ、そうしょっちゅう食べているわけではないので、いいとは思うのですが、自然食への道は遠く険しいです…。

この日は夕方お風呂に入った後、日記などちょこっとつけて念願の持参小説に没頭。しかし眠気に負けて24:00には就寝してしまいました…。読み終わるんだろうか、不安だ〜

2004年05月01日(土)
FIRST NEW INDEX MAIL BBS