騎馬民族

2002年08月14日(水) 奥尻��


さえ:ご来光を拝みますよー?
看護婦さん:えー。起きれるのー?

さえ:何言ってるんですか。起きるに決まってるじゃないですか!

これ、私がずーっと言ってた言葉。

えぇ、えぇ。
起きたら朝の7時でねぇ。
ご来光どころの騒ぎじゃないですねぇ。
んでもって、看護婦さんは布団でボケボケしてる私を置いて散歩に行ったりしちゃって。
そこでタヌキを見たよー♪なんて嬉しそうに帰ってきたりして。

チェェェェェェェェェッ

私、寝てたぁぁぁぁぁ。クソー。
でも、いいんだ。布団の中、気持ち良かったから(笑)


昨日とは打って変わって凄い青空で、なんだかワクワクした。
その前に8時にゴハンを頼んでいたので、ゴハンが運ばれてきた。
昨日、ゴハンを2杯も食べて、そのまま寝ちゃったからお腹は空いて無いよねぇなんて看護婦さんと話をしていたのに、あれれあれれで3杯かよ!

はぃ。朝から3杯も食べちゃいました。エヘッ←照れても無理。

塩ウニ、アワビの肝、イカの刺身、シャケ、お漬物、お味噌汁。
どれをとっても美味しくて...

        ちゅうか私、アゴ痛い。

考えたら原因は一つしか無い。

            ...漬物だ!

      いやぁ、漬物食べてアゴ筋肉痛って。。。

少しくつろいでから、ゆっくりと帰る支度をしてチェックアウト。
そのまま、昨日廻りきれなかった場所へ行く。

青苗岬に到着すると、そこには北海道南西沖地震の慰霊碑「時空翔」という慰霊碑があった。
階段が何十段もあり、そこを昇りきると慰霊碑があるのだけれど、そこから奥尻の海が一望できる。
二人でお参りをさせて貰い階段を下りる。
振り返ると、海と空の間に見える時空翔は言葉違いかもしれないけれど、大きな悲しみを時間を超えて乗り越えて行こうというような、なんだかそんな感じの慰霊碑で。

すぐ近くに震災館があり、中に入らせて頂いた。
入ってすぐに夕日が当たる壁に、亡くなられた198名(198枚)のステンドグラスがあり、その周りには子供たちの詩や作文が展示されていた。

途中、10分の映画が2本あり見させて貰った。
分かりやすく震災の時のこと、震災から立ち直っていく島や島の人々のことが描かれていた。
その頃から何か言いようの無い心が沸いてきた。

なんだろう。

なんだろう?


震災復興での歩みを順に48の立体模型で紹介していた。
一つ、一つの模型と見ながら立体模型は、奥尻ができるまでから、震災の時へと話が進んでいった。
震災から復興までの模型、説明。

なんとも言いようの無い気持ちで外へ出る。
私達が今居た場所こそ、奥尻で一番被害の多かった青苗地区だった。

悲しみだけが訪れた。
他に何も無く、悲しみだけが二人を襲った。
今回、私達は奥尻に行きたいという思いで奥尻へ旅行に来た。

だけど、遊びのようで遊びではなく、お参りさせて貰うことが多かった。
それはしなくちゃいけないとか、するとかしないとか、そういう問題では無くて、
突然襲った自然の猛威に命を落とされた方の思いとか、大切な人を亡くし残された方々の思いが今も尚、奥尻にはあり、遊びで奥尻を訪れるにはまだ記憶が鮮明すぎるのだと思った。

自分に今、できることは何だろうと考えたのだけれど、できることでは無くて私が感じたのは、奥尻の人の強さでした。島の人達の強さを感じました。

青苗岬から離れ、鍋釣岩に向かった。
鍋釣岩の下からキャーキャー声がする。
覗いて見ると、子供達が数人泳いでいるのだ。
看護婦さんと二人で足だけ入ることにしたのだけど、なんじゃこの水!

透明、薄い水色、水色、青色、そして緑色。

カクテルのようなこの水の配色。
最高。

10分ほどしてから、フェリーに向かう。
天気も良いので皆、甲板に出て奥尻から離れる時をずっと見てたようだけど、私と看護婦さんはグーグーと寝てしまった。
次に眼が覚めた時、まだ島が見えていて....。


看護婦さん:もう、着いたんだねぇ♪
さえ:あれ?
       
       まだ奥尻かと思ってたんですけど。


隣の人が笑ってたそうです。
はい、そうです。
私が奥尻かと思っていた場所は、もう帰路のフェリー場だったのです。


帰りは海沿いを帰ってくることにした。
行きとは違うコースを走るのだ♪
天気も最高に良くて、海を見ながら走るのが気持ち良いこと、気持ち良いこと。
もうすっかりお昼も過ぎていたのだけれど、朝ごはんを3杯も食べちゃってたのでお腹も空かず、ソフトクリームを食べながらひたすら走る。

途中に「弁慶岬」という場所があり、そこで写真を撮った。
大きな弁慶の像があり、そこは弁慶が食料などが運ばれてくるのを何日も待ち続けたと言われる場所で、そこからは遠くの海までが一望できちゃうので、弁慶さんは食料が届くのを今か、今かと待っていたのだろうなぁとしみじみ思ったり。

看護婦さんは温泉好きで、私は露天好き。
となれば、途中で温泉に入ろうぜぃ♪なんてことで、ユベツという所で温泉に入ることにした。
そこの温泉は森に囲まれていて、露天に入りながら景色を楽しむことができた。
まーだ家までは数時間あるというのに、ゆっくり温泉につかり、ちょうど夕焼け頃になっていた。

もう少し走ると岩内という場所で、そこでお蕎麦を食べ、また走り続けた。
お店を出るともう真っ暗で、運転手の私は気を引き締めて運転を♪

看護婦さん:運転代わろうか?
さえ:大丈夫でしょー

看護婦さん:今、代わってくださいって言われたらどうしようかと思っちゃった。
      言ったはいいけど、運転したくなくって(笑)


てな具合で、帰りの殆どは運転させてもらったのだけど、やっぱりオートマは運転楽だねぇ。
ジムニーはマニュアルだから、とてもじゃないけど身体が持たないような気がしてきた。乗り心地も全然違うし(笑)


最後の一息に小樽でコーヒーを買う。
もう、小樽に入れば自分の庭みたいなものなので(地域が)気持ちも楽々♪

そんなこんなで1泊2日の奥尻の旅が終ったのだけれど、また行きたい。
今度はスクーターで島を廻るんだ。

んで、その時は、遠い未来では無く近い将来に。


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sae [MAIL] [夢地球]

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