騎馬民族

2002年08月13日(火) 奥尻��

AM12時30分就寝。AM1時30分起床

寝ぼけたままお風呂に入り、化粧までして準備をし、まだ暗い夜中の2時20分に家を出た。ジムニーで長旅は難しいので看護婦さんの大きな車で奥尻へ向かうことに。

AM3時00分 看護婦さん宅出発
雨は止んでいたけれど、いまいちスッキリしない天気。
そんなことも関係無く走る走る走る。ひたすら走る看護婦さん車。
フェリーの場所までは6時間を見ていた。

ジュースを飲みながら、いろんな話をしながら頑張る車。
私は横でジュースを飲みながらくつろいだりして。

しかし、夜明けが近づくと共に私には一つの心配があった。
外に眼をやれば天気悪い。

...船、揺れそう(涙)

それが恐怖に変わったのはフェリー乗り場に着く1時間前。
海が見えた、瞬間...


ザパァァァァァァァァァン

ザパァァァァァァァァァン


黄色い波が叩きつけているのだ。

「黄色い波」が!!


ここは黄土でしょうか。
ここは中国でしょうか。

この海を渡れと?

鬼か!
鬼か!


看護婦さん:私は渡るよ。さえちゃん、午後の便で来る?


     鬼が横にも居た(涙)



フェリー出発時間9時25分。
その時間までに波が静かになるのを祈るのみ。

AM7時30分
予定よりも数時間早く瀬棚に到着。
フェリー乗り場も開いて無いので二人で瀬棚の展望台に行った。
瀬棚の展望台から見る海は綺麗で、波も少しずつ穏やかになっているのが分かった。風はまだあったけれど、さっきの黄色い海とは全くの別もので私の大好きな青い海。綺麗な色の海、凄い安心した。


AM9時25分
夢は奥尻をスクーターで走るんだったのだけど、今回は諦めて車で周ることにしたので看護婦さんの車をフェリーに積む。
フェリーは1等から値段が高く、2等は6箇所に分かれてる絨毯の上で、そこに座ったり寝たりと自分の陣地を争って確保する。

もちろん庶民の私は2等の方へ行ったのだけど、朝早く遠方から来てるものだから皆、自分の陣地確保に余念が無い。
全く持ってフェリーの場所確保に慣れていない私は、端っこの方にチョコンと座っていたのだけれど、最後の方になったら大の字になって寝てました。

船もそんなに揺れなくて、本当に良かったなぁ。
うん、うん。

AM11時00到着
1時間ちょっとで奥尻に着いた。
奥尻はあの震災の時にボランティアで1日だけ行ったことがあり、ずっと来たかったのだけれど機会も無く、今回看護婦さんと二人で来ることができた。

奥尻の天気もスッキリとは晴れておらず、それでも夜中から何も食べてなかったので近くの定食屋さんに入り朝イカ定食を食べた。
奥尻に来たらずーっと海のモノを食べてやる!と言うのが私の密かな計画だったのでツブトとイカを食べてとりあえずは腹ごなし。

民宿へ電話をすると、どうぞ来てくださいと言ってくれた。
それと同時に震災の慰霊碑のような物があるかどうかを聞いた。
今回の私の目的の中に、お参りをさせて貰いたいというのがあった。
1箇所だけ場所を聞いたのだけどよくわからず、とりあえず観光をしながら民宿へ向かうことにした。

奥尻到着直後から、運転手は私になり、ずっと運転させてもらった。
もともと車の運転が好きなので誰も居ないマイロードのような状況を運転できることが楽しくて。

奥尻の道路は綺麗に全部が舗装されている。
右は山、左は見えるところ全部が青い海。
フェリー乗り場から10分も走ると、すれ違う車が殆ど居ないだけでは無く、前にも後ろにも車が来ない。

....皆、どこに行ったんでしょうか。


ところどころ、霧がかかったりした場所もあったのだけれど、そんなことは二人に関係無く、地図を見ながらアーダコーダと見させて貰った。
霧がかかって見えなくなっても何故か少し不安にならないのは、迷子になっても島だから、走ればいつかはどこかに着くということだろうという結果になった。

途中に震災に遭われた方の慰霊碑があり、雨が降っていたのだけれど心からのお参りをさせて貰った。
震災直後にボランティアで来させてもらったことを思い出したのだけれど、それとは別に悲しい感情が湧きあがってきた。
ちょうど、今回お盆に奥尻に来させて貰ったのも何かの縁だと思うので、しっかりとお参りさせてもらおうと思った。


民宿へ辿りつくまでに出会った生き物。
カモメたん。

カモメともう一羽、小さな鳥が凄く多くて。
その鳥たちは時々車に向かって飛んでくるので、1泊2日の中で道路に鳥の死骸に出会うことが多かった。

奥尻にはアジサイが多く咲いており、アジサイを島の花にしてるのかと思う程で。
でも実際にはハマナスの花が奥尻での花だそうだ。


民宿に到着。
車を止めると、島で出会った2番目の動物がいた。
ゴマちゃんという犬♪

民宿のおばちゃんが出迎えてくれて、部屋に入る。
民宿自体がはじめての私は少し戸惑いながら中に入る。
6畳くらいの部屋にテレビ、テーブル、お布団等があるけど普通に鍵もついてなくて普通の部屋だったのでちょっとビックリした。
ちなみにドアも障子なので横に開けるのよん。

だけど順応性って怖い。

お世話になります♪

と言ってカバンを置き、「あ〜ぁ、疲れたねぇ」なんて言いながら横になったら、ドアをあけたまま、そのまま寝ちゃったのね私達。

んぁ〜

なんて起き上がって、初めて寝てたことに気がついたりして(笑)

時間も早いので、まだ行ってない場所に観光に出た。
その帰りに近くの温泉に行く計画。

賽の河原(さいのかわら)という場所がある。
キャンプ場でもあり、結構な人がテントを張っていたけれど天気がすぐれないのでバーベキューをしてる人は居なかった。

けど

ビックリした。
少し奥に行くと、そこは奥尻の最北端ということもあり岩の上に静かに波が寄せては反していたのだけれど....。

積み上げた石、石、石。
たくさんの石が大きいのから小さいのまで何十にも重ねてある。
その石が浜辺、全部に続いてあるのだ。

なんと表現するのが適切なのだろう。
人の思いが積み重なってできてるとしか思えない石であり、場所。
荒涼としてる風景であり、灯台のふもと。

そこにお地蔵さんが何体かあり、そこでまたお参りをさせて貰った。

たくさんの人がいろんな思いで、ここに来てるのだろうなぁと思った。
とてもじゃ無いけれど、そこで笑うことはできない。
ただ、手を合わせて今日、ここに来させて貰ったことが有難いねと二人でその場を後にした。

次に向かったのは、二人一番のお気に入りになった所。
「宮津弁天宮」(みやつべんてんぐう)

急な階段を下まで降り、また弁天様のいる小さな神社まで急な階段を上がっていくのだけれど、その場所が殆ど海の上にあるように見えるものだから、凄く綺麗。
小さい神社が海の上に、ただ一つだけ建っている感じなのだ。

可愛いしカッコイイし、荘厳。

看護婦さんと二人で一番のお気に入りはどこだ?と夜に話をすると二人揃って宮津弁天さん♪となった。

そこでお願いごとをした。

看護婦さん:さえちゃんは何を願ったの?
さえ:奥尻の人達が幸せでありますように、です♪

看護婦さん:えー。さすがさえちゃんだ。
さえ:看護婦さんは何を願ったんですか?

看護婦さん:私?
      
      私なんて「早くお嫁に行けますように」だよ

 

面白かった。
まさか奥尻の宮津弁天さんに、そんなことを願ってるとは思いませんでした(笑)

そのままホテルの温泉に入りに行った。
温泉から奥尻の海が見える露天があって、そこから天気がよければ夕日が見えただろうに、私達が行ったときはちょうど晴れる少し前って感じでうっすらとピンクの帯状の線が空に見えていた。

近くの山を見ると、さっきまでの霧が早い速度で山の上へ昇っていて。
海の上の雲がスーッと山の方へ移動して行くのだけど、微妙に温泉につかりすぎてしまったので早々に休憩場へ行き、ビールを飲んだ。
入浴だけなのに厚かましくも寝そべり、くつろぐだけくつろいだ。

今回、一番楽しみにしていたのは民宿のゴハンであーる。
+1,000円でウニ・アワビ付きにしていたので、温泉で気持ち良くなったまま日本酒等をご購入して民宿へ戻る。

部屋に戻るとすぐにおばちゃんと漁師のおじちゃんがゴハンを運んでくれた。
アワビの刺身! ウニ! ウニの茶碗蒸! ウニの鍋! 
その他諸々。

大満足でした(涙)

美味かったぁぁぁぁぁ。
ウニゴハンにして食べた日には貴方、何も言えんですわ。えぇ。

ちゅうか、お新香が妙に美味しくてお代わりしちゃったのですが...。

お椀を持っておばさんの所へ出向き

さえ:一生のお願いなのですが...
おばちゃん:なぁに?

さえ:お新香、お代わり下さい(笑)

ゴハンを部屋でゆっくりと食べ、お酒を飲み良い気分になった。
少し横になった。

....さえちゃん? ....さえちゃん? ...こっちで寝な?


....はぃ...。

えぇ、えぇ。
看護婦さんに布団を敷いて頂いて、そのまま寝ちゃいましたよーだ。

んだ。
食べたら眠る。

これ幸せね(笑)


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