かえるの日記&雑談

2004年11月10日(水) Lion's Den

同じ作者さんの「Saturday Affair」はなかなか格好良くて面白かったので、他のも読んでみた。
日記形式のはゆわば小ネタだけど、イリヤの呟きがなかなか凶暴で愉快。短編も冷静に凍え死にかけるイリヤが、助かるの分かってるんだけど気を揉まされていい。
しかし長編のが、え、あれれれ…???というような内容で……うーん私の読解力が足りないのかな。筋立てはともかく、作者さんが何を書きたくてこの話を作ったのかよくわかんにゃい☆<バカっぽく。

何者かの罠に落ち、女性をエサにナポが監禁拘束されてしまう。首謀者は10年前からイリヤを狙ってた男で、無事返してほしくばイリヤを一晩自由にさせろと脅してくる。
取引は成立し、解放されたナポはやがてコトの真相を知ってイリヤのところへ押しかけ、(例によって)先回りしてコンビの解消を申し出るイリヤに(例によって)僕はそんなつもりはない、と説得し、相手へのほのかな思いを感じつつ……おわり。

さあこれから恋愛にステップアーップ!という所でチョンと終わってしまうのはともかく、いくらこの話のイリヤが昔KGBのエサに使われてたとしても、敵側の取引にあっさり応じてしまう*ウェイバリーさん*というのがまず*ファンとして*納得行かない。
謎のおっさんも、そんだけ手の込んだことしといて、イリヤが自分になびかないと知るや一発(やってから)どついてあっさり引き下がったようだし、その最中のVDまで見せといてナポさん解放しちゃうし、山場と思える下りがほぼ全部過去形の会話で説明されてるのがとっても拍子抜け。
そりゃオリキャラのおっさんとイリヤの濡れ場とか、取引の事実を知って愕然となるナポさんの心中の葛藤を延々読みたいか、といわれたらそうでもないんだけど、話のポイントはそこにあるのに、何でキチンと描写しないのだろお。

少年イリヤの生い立ちとか男ツツモタセ?になるまでの過去話がえらく細かく綴られていたので、実際作者さんはそこを一番書きたかったのかもしれない。
そんなら最初からそういう話にしたら……ナポさんの出番なくなっちゃうもんなあ。どっちがマシかって言われたらうーんんんん。


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える夙川